内容説明
アメリカ国民の半分は、2020年の大統領選挙において、民主主義制度の根幹をなす選挙制度が、民主党によって崩壊の危機を迎えていることに激しく反発し、幻滅している。これからのアメリカ政治は、こうした米国民の悲しみと怒りのファクターを内包して進んでいく。トランプ第二次政権は(現時点では)幻となったが、彼が行なってきた、そしてこれから行なうとしてきた施策を検討することで、バイデン政権の危うさが浮き彫りになるだろう。本書は、先の大統領瀬選挙での不正、反トランプデモ、米中対立などをテーマに、日米のメディアが伝えてこなかったアメリカ民主党の腐敗ぶりに加え、今後の世界に与える影響を分析した。最新の公文書など多くの資料を駆使して暴かれるエリート政治の実態に、読者は驚くであろう。そして、アメリカ政治の行方を占うのは、いまも「トランプ」であることに変わりはない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAN
13
読メのレビューで本書について「希望が見いだせない」とあったけど、確かにその通り。この本が書かれたのが丁度1年前だけど、その後のアフガン撤退やウクライナ侵攻はさもありなんと思わせる民主党の政権の内幕、政権奪取のためのトランプ前大統領への工作など、政治が駆け引きというより、倫理観まるでなしの、まさに「欺瞞」と表現される内容には憤りを感じてしまうとともに、その米国の同盟国として日本がどのように生きて行くかを、国会や政府で議論していかないといけない時であることを痛感する。2022/04/06
yurari
2
自分がメディアの情報に踊らされていた事を痛感。今まで、性文化の多様性がなぜ全体主義に繋がるのか分からなかったが、差別を許さないという考えに反対する意見、すなわち表現の自由を圧殺しようとするのが問題という事を本書でやっと理解した。ジョージフロイド事件でフロイド氏が死亡したのは合成麻薬フェンタニルの作用だった可能性があること、トランプ氏のメキシコ国境の壁建設は移民排斥ではなく合法的に入国してほしい意図があったことなど、知らなかった事実がたくさんあった。新移民に対するトランプ氏のメッセージはとてもマトモだった。2022/05/10
ハル
0
しばらく「積読」していたので、ちょっと情報が古くなってしまったところもあるが、いま米国民主党が行き詰まりの状況になっていることも考えると、いま読む方が価値があるかも。日本ではニュースになっていない話が理解できる本。2023/07/23
aray
0
レッドピル、ああそれは民主党カラー マトリックス、ああそれは日本列島かな? とてつもない洗脳、されてること知ってんの? 彼の国の反共産デモ、知ってる俺は有能 限りなく透明に近いレッド レッドリストでQを探す 限りなく状態はデッド フランクフルトはペドの巣窟 ザイオンとてまやかしの聖地 アシュケナージの悪魔を見よ2023/03/23
カナッパ、ユイッパ
0
(★ 3.7) 著者の史実や公文書を丁寧に調べ上げ、それぞれの断片を食い合わせて事実をあぶりだす手法は、嫌いではないのですが、本作は例外的に好きになれませんでした。 膨大な欺瞞を暴いたかもしれませんが、何も希望が見いだせない、そこにエネルギーら取れれてしまった徒労感なのか、それとも欺瞞に毒されて疲れてしまったのか? 良い読書をしたとは思えませんでした。2021/09/21