自在化身体論 超感覚・超身体・変身・分身・合体が織りなす人類の未来

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自在化身体論 超感覚・超身体・変身・分身・合体が織りなす人類の未来

  • ISBN:9784860436858

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内容説明

“「自在化」の概念が肉体のタブーを超えるときが来た。これは人とテクノロジーの新世界を予告する啓蒙の書だ。” ―冲方丁 氏(作家)

“ここまで我々の身体・行動は変革できる、思考範囲と軸を拡張してくれるDX/起業を志す者はこの書をとり限界突破せよ。” ―尾原和啓 氏(『アフターデジタル』共著者 元Google)

“自在化は、人と人工知能、身体と機械、精神と情報を融合し、人類に新しく生きる形を与える。” ―三宅陽一郎 氏(ゲームAI研究者)

“能楽師は修行によって己れの身体感覚を客席の果てまで拡張させるが、本書はそれをテクノロジーによって実現する可能性を示す。やられた!” ―安田登 氏(能楽師)

新型コロナウイルスのパンデミックを経験した人類は、この先どこへ向かうのでしょうか。
我々が出した答えが「自在化身体」です。

デジタル化の進展で仕事や生活が劇的に変わることは間違いありません。いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流です。
しかし、そこには人の身体を顧みる視点が欠けています。肉体を置き去りにしたDXは、人々を必ずしも幸福にしないでしょう。

自在化身体は、この隔たりに橋を渡します。

生理から心理に至る人の成り立ちを深く掘り下げ、リアルな物理世界とバーチャルな情報空間が共存する時代の新しい身体像を提示します。
人間は肉体の制約から自由になり、限りなく拡張された能力を自在に使いこなす存在になるはずです。

本書は自在化身体の概念と技術を原点から紐解きます。
人類の進化はここから始まります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蕎麦

2
電子書籍を読んでいても「読んでいる感覚」を得られない現象を、自在化身体論の文脈で説明できないだろうか。ページを捲ったり、紙の厚さを感じたり、紙の匂いを嗅ぐだったりは身体性を伴う行為であり、またページのどの場所にどんなレイアウトで記述されていたかという情報も合わせて認知・記憶ししたものが読書体験となっている。Kindleで購入して読んでいたが、内容が頭に残らない。他のKindle本も同じだ。2024/08/22

モート

1
Similar to the book on Japanese tea ceremony spirit I found it. It is the absence of boundaries and there is a margin.2023/02/02

KOBAYASHI

1
○。8人の自在化身体論。2021/08/24

ニッポニテスは中州へ泳ぐ

1
☆=4/5 「自在化身体」のビジョンが実を結べば人間の認知が一人称小説でなく、群像劇的な視点を採るようになる時代が来るかもしれない。それも非侵襲技術で。 編者の稲見さんがこの未来像を『ウイイレ』の操作システムで説明していたのが面白かった。 一方で、一体の人形を黒子のように(あるいは二人羽織的に?)複数人で操縦する技術の持つ可能性も示されている。未来の結婚式では「初めての共同作業」と称して、一体のロボットをパートナー同士で操ってケーキ入刀したりするのかも?なんて妄想。2021/03/03

中村蓮

0
最終的なゴールは革命的ですが、(少なくとも本書執筆時の)現在開発されている技術はまだ子供の遊びみたいなものだと思いました。肉体を持ちながら心身を機械やヴァーチャルにまで拡張させる技術が主であり、マインドアップローディングなど西洋で目標とされているものと比較して、倫理的には肉体を否定しない文化の技術だと思いました。2024/06/06

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