レオノーラの卵~日高トモキチ小説集~

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レオノーラの卵~日高トモキチ小説集~

  • 著者名:日高トモキチ
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 光文社(2021/05発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334914035

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内容説明

自分の終わりや親しいひとの終わりは、唐突に訪れる。せめてそれまで、魅力的な謎について、考えないか。たとえば。レオノーラの想い人は誰なのか? 砂の船が無人なのに稼働し続けるのはなぜ? 16歳の図書委員が判事を引き受けた理由は? 止まった観覧車が再び動き出すことはあるのか? ──父は、私になにを伝えたかった? 多彩な創作活動を展開する才人・日高トモキチ。7篇の短編小説を収めた、初めてにして極上の珠玉集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びぃごろ

16
新聞書評で紹介されていた本。摩訶不思議で奇天烈な短編7本。彼女が産んだ卵の父は誰なのかと話し合ったり。動物もブリキ人形もぬいぐるみも分け隔てなく会話し、話は進む。ピーターパンや年を取ったウエンディも登場。話の途中に懐かしワードが差し込まれ、にやっとさせられたり…著者のセンスの良さを感じます。活字体もこの小説にピッタリでした。今までに体験したことがない楽しい空間に放り込まれた。初めての単独小説集ですと。2021/10/06

Book Lover Mr.Garakuta

15
【図書館本】【速読】:著者、初読みか。面白い短編小説集で、何処にでもありそうな慕情とカンショウを楽しませてくれる内容の本だった。所謂近現代小説。2021/11/03

timeturner

4
不思議の国のアリスとベケットの不条理演劇を合体させて、漫画やゲームやお笑いといったサブカル的な要素を混ぜ込み、シュールでキッチュなイメジャリーをぶちこんだ、不思議に面白い異世界だった。2021/07/01

渡邊利道

2
どことも知れぬ場所を舞台に、どことなくよく知っているような物語や人物の影、下敷きやオマージュを感じさせるパワフルでカラフルな短編集。どれも弾けていて面白かったが、やはり表題作が一番好きかなー。2021/07/22

phlooi

1
ファンタジー…というのだろう、たぶん。ごちゃごちゃしてて、こういうのに慣れてなくて、ちょっと読みにくいなとも思ったけど読了してみると何やら爽やか。 続いていくよ、つなっていくよ、というメッセージを勝手に受け取った。2022/08/04

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