岩波ジュニア新書<br> 勉強法が変わる本 - 心理学からのアドバイス

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岩波ジュニア新書
勉強法が変わる本 - 心理学からのアドバイス

  • 著者名:市川伸一
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 岩波書店(2021/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005003501

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内容説明

「いくら勉強してもわかるようにならない」「ちょっとした問題でも間違えてしまう」だとしたら,自分の勉強法に問題がないかな? 心理学の成果をもとに,数学,英語,国語などの問題にそって,なぜつまずいてしまうのか,もっとよいやり方はないか,具体的にアドバイスします.効率的で,しかも自分にあった勉強法をみつけよう.

目次

はじめに┴1 学習観を見直す┴1-1 勉強法の問題点を探る┴1平方メートルは何平方センチメートルか/言葉の定義にたちかえって考える/手を動かしながら,頭を使う┴1-2 学習のしかたに目を向ける┴失敗から学習のしかたそのものを見直す/「やるっきゃない」と誤解されている御三家 漢字,計算,英単語┴1-3 勉強法の背後にある学習観┴学問に王道はないか?/学習相談で出会ういくつかの学習観/学習は「量と質」ということ┴本章のまとめ┴2 記憶する┴2-1 英単語の学習の工夫から┴あやふやな単語に時間を配分する 苦手単語集中法/単語のイメージと使い方を知る 例文利用法/単語どうしの関係をつかむ 関連づけ法/構成要素から単語を理解する 構成要素法┴2-2 記憶理論から見た勉強法┴反復と賞罰を重視する考え方 行動主義の立場/反復するにも工夫は必要/知識を使って情報を関連づける 認知主義の立場から/知識を構造化する学習┴2-3 記憶のモデルを考える┴短期記憶から長期記憶へ 記憶の貯蔵庫モデル/処理の深さが記憶を決める 処理水準説┴本章のまとめ┴3 理解する┴3-1 用語が理解できないのはなぜか┴日常モードと学問モードの言葉の習得/定義と具体例をセットで学ぶ/人に説明できるかどうかで自分の理解度をチェックする┴3-2 図,公式,手続きの理解のために┴知覚像と写真像の違い/公式をどう見るか/手続きへの慣れと意味の理解のバランス┴3-3 文章を理解する┴文章理解には知識と推論が必要/情報をとりこむ枠組み/英文解釈でも知識と文脈を使って推論する/英文解釈における推論の具体例┴本章のまとめ┴4 問題を解く┴4-1 問題を解くときの心の中┴公式を暗記するだけでは,もちろん解けるようにならない/ひとまず例題にチャレンジしてみよう/問題解決に必要な知識と技能┴4-2 「数学=暗記」説はほんとうか┴「数学は,解法の暗記だ」という説/正統派は「自力解決」を主張して反撃/解法暗記派と自力解決派の目標の違い/認知心理学から見た折り合いのつけ方┴4-3 見落されがちな勉強のしかた┴問題を解いていくだけでは学力がつかない/問題を解く前に 解説と例題を見る/問題を解いた後に 教訓を引き出す┴4-4 広い意味での問題解決┴「問題解決」とはどう定義されるか/学校での勉強と世の中のいろいろな問題/学校教育での新しい動き 学力観の見直しと総合的学習┴本章のまとめ┴5 文章を書く┴5-1 小論文を書くときの姿勢┴ものを書く立場に身を置いてみよう/比較的自由な小論文でウォーミングアップ/素朴な考えをどう深め,広げていくか┴5-2 「読んでから書く」という本格的な小論文┴読んでから書くことのありがたさとむずかしさ/論旨をつかむにはメモに書き出してみる/自分で思いついたことも,メモにしながら考える/下書きを書く,そして,他者の目で読む┴5-3 文章作成の過程とスキル┴文章は頭の中の写しではない/文章を書くときの手作業と頭の中の作業┴本章のまとめ┴おわりに┴キーワード

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

24
よくある勉強法本のように特定の勉強法を推奨するのではなく、一歩引いたメタ的な「人はどのようにして物事を理解するのか」という認知心理学的な知見から勉強法のヒントを抑えていく本。基本的には、暗記より意味理解、量だけでなく質を追及する立場に立ち、ではどのように人間が理解し記憶するのか、と学習の仕組みから丁寧に話を進めていくので納得度が高く、コラムでブックガイドや雑話も挟まれるから飽きることなく読める。英語、数学、課題文とテクニックを教えながら、より深い学問や思考の初歩にも誘ってくれる良書2015/04/01

tatsuya

21
認知心理学に基づいた頭の働かせ方。受験に限らず、勉強そのものを根本的に見直せる。2017/04/17

ユウキ

13
高校生向けに勉強の仕方が書かれているけれど、ここで得られる知識は応用度が高いと思う。「勉強量よりも何が身についたのかを気にかけろ」とか「『こうだといいのに』と考え、そうなるための手を探し出せ」とか「頭だけで考えるのは大変だから、手を動かし図や文字として外部化させて考えよ」とか。もちろんこうした手法の前提として基本的な問題の積み重ねや定義への理解が重要と説く。徹底反復の物量主義で勉強してたのがバカみたい(というかそれしかやり方を知らなかった)。実生活でも応用できそうなので早速学びに取り入れたい2018/04/07

anco

9
中学生や高校生に向けて勉強方法について書かれていました。学習は量より質。理解して覚える、失敗から学ぶという姿勢を持つ、何が身についたのかを気にかける。スムーズさが求められるものは過剰学習する。既有知識を使いながら、情報を関連付けることによって、頭の中に新たな知識構造を作り上げていく。複雑で実践的な問題になるほど、多くのスキーマや解決法に裏付けられている。2015/12/13

6 - hey

9
まる暗記でなく、しっかりと「なぜ?」を考えて覚えるほうが結局は簡単に覚えられる。試験日近づくと、安易なテクニックに陥ってしまうけれども、こうした本を読みなおして矯正していきたい。2012/12/07

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