後宮の月は、南天に舞う - 臥龍城の奸臣

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

後宮の月は、南天に舞う - 臥龍城の奸臣

  • 著者名:柏てん
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2021/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569900995

ファイル: /

内容説明

先帝に寵愛されていた文姫は、帝位を簒奪した現帝から守るため、娘の昭月を仕人・宋娥に託す。男装をし、宦官として後宮に匿われていた昭月だったが、正体を知られそうになり、宋娥によって城外へ逃れた。初めて体験する市井の暮らしで、友を得る悦びを知る昭月。しかし、そんな彼女の元へ宋娥の死の報せが届く。そして宮廷で奢侈の限りを尽くす、昭月と名乗る女の噂も……。陰謀と恋が渦巻く中華後宮浪漫、文庫書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

33
帝位を簒奪した現帝から逃れるため、先帝の妃・文姫によって仕人・宋娥に託された娘の昭月。男装で宦官として後宮に匿われていた昭月が、危機を感じた宋娥によって城外へ送り出される中華風ファンタジー。世間知らずの昭月が宋娥の紹介でその弟・梁健成に庇護され、学問好きな彼女が国子監で学ぶ機会を得て友を得る悦び。しかし偽物の昭月が宮廷に現れ奢侈の限りを尽くしているのを知り、放置できないあたりが彼女らしくて、意外な真実も明らかになりましたけど、それでも公主の立場より道理を貫いた昭月のありようがなかなか印象的な物語でしたね。2021/07/02

らび

27
後宮物は結構読んでますが、読みやすいほうで読みにくい。読み方に統一感が無くそこは惜しい。でもストーリー的には面白いとは思います。ですが、先帝の子が後宮の奥深く隠されて16年は無理そうだし、偽物が現れるということはその存在は知れているでしょう。いろいろ無理感はありますが、どうだろう・・その後を描いてみては?興味はあります。2021/07/07

よっしー

21
暗殺された皇帝の娘が身を守る為に、宦官として後宮で生活を送るお話でした。特殊な育ちゆえに純粋で物事の道理を知らなさすぎる昭月に、ヒヤヒヤする反面、嫌みにも分からないのであればある意味図太く生きられるかなと思いながら読み進めていました。途中、この先キナ臭くなりそうと思ったのですが、思ったよりもあっさり解決な上に、本人はそこまで問題にも絡まず…。設定は気になったのですが、やや拍子抜けな感じで残念でした。2022/09/29

虚と紅羽

13
ハッピーエンドというよりかはノーマルエンド。取り敢えずの平穏な日々を手に入れた感。こういうのをゲームだとノーマルエンドって言うんだよね。 設定に無理を感じるところが多々あるし、なによりそんな終わらせ方でいいの?釈然としないし、当人以外からしてみればどうにも微妙。これなら自死を選んでくれた方がまだ納得出来る。 帯の煽り文からのズレを感じて、期待してたものとは違ったかな。2021/08/03

あずとも

5
最後はなんだか駆け足な感じに思えてちょっと残念。上下巻に分けてもらいたかったかも。今後の話も読んでみたいけど続き出ないかな。2021/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17979181
  • ご注意事項