内容説明
学び、人づきあい、仕事、豊かさ、死、老い…
人生のさまざまなテーマについて、東洋思想の2大書物「論語」と「老子」の言葉から、
悩み、行き詰まりを抜け出すヒントを見つけ出します。
王道を説く「論語」、発想の転換を与えてくれる「老子」、
趣の異なる2つの言葉をそれぞれのテーマごとに用意し、
時代の転換期といえる現代の状況に置き換えながら、わかりやすく解説していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hinotake0117
2
以前は自分のタイプ的に老荘思想よりだなぁ、とか感じていたが、この書の中で仰る通り、どちらかではなく、いいところを取り入れていく「習合」の精神が、こうした変化が激しく混乱しがちな世の中には大事なのかも。 しなやかに、かつ関係性は重んじる。 https://t.co/2RF1bv0M0l2021/09/06
呑司 ゛クリケット“苅岡
1
二項対立に対して、習合と言う考え方があることを理解した。目が二つ、耳が二つある訳を考えた時に感じたことと同様な印象を持った。二つを合わせて考えると上手く行くし、悩まなくてすむ理由を解説しているが、大切なのはその二つをある程度は理解していることだと思う。それが論語でも老子でもなくて良いから二つであることだ。一つの思想、哲学に拘ると得てしてロクなことがないと経験から知っている。2023/10/21