内容説明
Q:公文書管理なんて地味な学問が重要なんですか
A:馬鹿を言ってはいけません。
公文書管理が国を救うというのは決してオーバーな話ではないのです。
■最重要の安全保障からインテリジェンス
■尖閣諸島、北方領土、尖閣をはじめとする領土問題
■従軍慰安婦、南京事件などの歴史戦
■森友学園、黒川騒動、そしてコロナ(武漢ウイルス)
……そんな、あらゆる問題も
公文書管理という学問がわからなければ、始まらない
風説をバラマキ、自粛を強要し、若者から青春を奪い、自営業者を破綻に追い込み、女性を自殺に追い込み、それでもなお国民を苦しめる自称専門家、保身のみで動く政治家、省益のみで働く官僚。
国民を家畜扱いする権力者に立ち向かう武器でもあるのです!!!
<日本がなぜアーカイブ後進国なのか>
岩倉使節団は図書館と博物館を持ち帰ったが、文書館は持ち帰らなかった!?
アーカイブから日本人の公とは何かも解説する!!
【著者プロフィール】
倉山満 (くらやま みつる)
香川県生まれ。憲政史研究家。
著書に、『若者に伝えたい 英雄たちの世界史』『バカよさらば プロパガンダで読み解く日本の真実』(小社刊)、『2時間でわかる政治経済のルール』(講談社)、『史上最強の平民宰相 原敬という怪物の正体』(徳間書店)など多数。
現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
40
文書管理(アーカイブ)の入門書。日本の公文書管理は途中経過を残さないという致命的な欠陥を持っているようです。さらに情報公開法の制定により、一定期間の秘密保持が行われないため、ますます保存される文書が少なくなっているという。政策の決定過程を知る上でも必要だが、歴史研究でも文書学による真贋判定を行わないまま、文書の内容に振り回されているととんでもない結論になる。「前野文書」や「椿井文書」のように偽書と認定されても、すぐには手をつけられない状況も発生している。まともな議論をするには必要な学問なのである。2021/06/07
出世八五郎
16
日本は維新で欧米先進国の文物を取り入れ和魂洋才を果たしたが、アーカイブ(文書管理)は取り入れる余裕がなかったらしく、現在までアーカイブ後進国。最近になってNHKや他chでアーカイブ放送などをやっているが、これもアーカイブという言葉を使っただけのような印象を持つ。モリカケ問題(?)で阿部元首相による文書改竄問題があったが、これを大坂地検(?)は不起訴にした。これは犯罪だと思うだが、同時に日本が文書というものを軽視していることになる。副題にある通り、アーカイブ知識を普及させ整備できれば日本を多少は救うと思う。2021/06/15
軍縮地球市民shinshin
14
公文書管理の重要性と、日本が明治維新の際に導入しそびれたことから未だに世界の後進国の地位に甘んじていることが指摘されていた。「ぶんしょ」は現有効力があり、「もんじょ」は既に効力がなくなっているもの。この違いをまず理解しないといけない。イギリスの「マグナ・カルタ」は不文法のイギリス憲法の一角を占めているので「ぶんしょ」。日本の「十七条憲法」は「もんじょ」。ただし保守派ならば「ぶんしょ」と言うべきだろう。大日本帝国憲法も同じく。公文書館の重要性を主張するアーカイブズ学者は極左が多いというのも、なるほどと思った2021/11/24
WS
4
「ぶんしょ」と「もんじょ」の違い、「資料」と「史料」の違いや公文書、私文書の定義などアーカイブについての基本が良くわかる。アーカイブは堂々巡りの議論に終止符を打てると思った。2021/08/15
Hiroshi Higashino
3
読みやすくて入門にはちょうど良い.文書学、アーカイブ、一次史料など、基本となるところから押さえておけるので、一般の社会人での仕事でも参考になるところがあるのではないか?2021/11/28
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