社会資本整備の空間経済分析 - 汎用型空間的応用一般均衡モデル(RAEM-Ligh

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社会資本整備の空間経済分析 - 汎用型空間的応用一般均衡モデル(RAEM-Ligh

  • 著者名:小池淳司
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • コロナ社(2021/05発売)
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  • ISBN:9784339052343

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内容説明

本書は,空間的応用一般均衡解析の内容を解説したテキストである。著者らが開発した汎用型空間的応用一般均衡モデル(RAEM-Light)を用いた実証分析を通じて,初学者から実務者までがこの手法を利用できるように解説した。

目次

1. 序章
1.1 はじめに
1.2 応用一般均衡分析の歴史と概要
1.3 空間的応用一般均衡分析の概要
 1.3.1 家計の行動モデル
 1.3.2 企業の行動モデル
 1.3.3 市場均衡と計算アルゴリズム
1.4 経済均衡分析の利用可能性

2. 汎用型空間的応用一般均衡モデル(RAEM-Light)
2.1 はじめに
2.2 RAEM-Lightの概要
 2.2.1 モデルに用いる変数のリスト
 2.2.2 モデルの前提条件
 2.2.3 家計の行動モデル
 2.2.4 企業の行動モデル
 2.2.5 交易のモデル化
 2.2.6 市場均衡条件
 2.2.7 パラメータの設定
 2.2.8 計算の手順
 2.2.9 厚生分析の方法
2.3 ExcelによるRAEM-Lightの計算方法
 2.3.1 Excelのファイルについて
 2.3.2 RAEM-Light(簡易版)の想定する経済構造と前提条件
 2.3.3 想定する政策シナリオ
 2.3.4 Excelマクロ操作方法
2.4 実務レベルでのRAEM-Lightの計算方法
 2.4.1 対象範囲と対象プロジェクト
 2.4.2 交易パラメータの推定方法
 2.4.3 現況再現性確認
 2.4.4 算出結果
 2.4.5 政策的インプリケーション
2.5 RAEM-Lightの特徴と注意点

3. 汎用型空間的応用一般均衡モデル(RAEM-Light)の応用事例
3.1 地域経済への波及効果の分析
 3.1.1 モデルの改良点
 3.1.2 パラメータの設定・現況再現性
 3.1.3 分析結果と政策的含意
3.2 道路料金を考慮したモデルの拡張
 3.2.1 モデルの改良点
 3.2.2 モデルの設定条件
 3.2.3 分析結果と政策的含意
3.3 港湾整備を考慮したモデルの拡張
 3.3.1 モデルの改良点(既存モデルに付加する構造)
 3.3.2 道路整備・港湾整備を考慮したRAEM-Lightの全体構造
 3.3.3 実証分析
 3.3.4 分析結果と政策的含意

4. 汎用型空間的応用一般均衡モデル(RAEM-Light)の拡張事例
4.1 より詳細な中間財構造の導入モデル
 4.1.1 既存モデルにおける中間財構造の問題点
 4.1.2 より詳細な中間財構造の導入
 4.1.3 数値シミュレーション
4.2 その他のRAEM-Light拡張の可能性
 4.2.1 本源的需要としての交通需要の導入
 4.2.2 独占的競争に代表される不完全競争市場の導入
 4.2.3 交通整備の生産性向上効果の導入

5. 空間的応用一般均衡分析の実用可能性

付録A:用語解説
付録B:RAEM-Light(簡易版)のモデルと計算フロー
引用・参考文献
索引