内容説明
千葉県習志野市に生まれ育ったヤンチャな少年・ハルカ。小学校の吹奏楽部に足を踏み入れたことから熱血先生や親友と出会い、音楽のおもしろさにのめり込んでいく。いつしか夢見るようになったのは、「美爆音」で有名な吹奏楽の名門、習志野市立習志野高校吹奏楽部に入ること。そして、“日本一”と呼ばれるその部活で部長になること! やがて成長したハルカは習志野高校の一員として「吹奏楽の甲子園」=全日本吹奏楽コンクールの頂点をめざす! 全校生徒900人のうち200人が吹奏楽部という吹奏楽の名門、千葉県の習志野市立習志野高等学校(習高)。吹奏楽コンクールやマーチングコンテストの全国大会で優秀な成績を収める常連校かつ、野球応援でもその「美爆音」が注目を浴び、メディアやイベントにも引っ張りだこ。そんな習高吹奏楽部の2019年度部長、酒井悠歌さんを主人公のモデルに、彼が小4で吹奏楽部に入部してから習高を卒業するまでの9年間を、吹奏楽作家のオザワ部長が物語として描きました。汗と涙、出会いと別れ、喜び、悔しさ、感動……。青春のすべてを詰め込んだ吹奏楽部ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくま
14
習志野高校の吹奏楽部の話。小学校から吹奏楽が盛んなのですね~。ここまで吹奏楽に打ち込めるのはすごいなぁと思いました。顧問の先生は17年間も全国へ導いている方。生徒にも薦めようと思います。2022/08/07
shiho♪
13
習高吹奏楽部のご活躍、全国的に認知されてますね!私も小6長男も甲子園での美爆音をYouTubeなどで拝見してます。なので本書を見つけた時は、おお~!と迷わず手に取りました🎵 お話は小4の主人公ハルカ(男の子)が吹奏楽部に入るところから。習高が指導しに来てくれたのをきっかけに、ハルカは習高吹奏楽部に入って、部長になりたい、という夢を抱きます。 小4~高3までの9年をぎゅっと詰めているので、部活の喜びや苦労を表面だけさらっと切り取った感は否めないですが、それでも部活に青春を捧げる姿は清々しいなと思いました。2021/01/07
りんりん
10
小学校高学年向け。61期習志野高校吹奏楽部部長がモデル。夢を追いかける青春物語。自分の息子と重ね合わせて、思わず涙ぐんでしまうところも。読み終わって「自分もがんばろう!」と思えるおすすめ本。2020/11/21
頼ちゃん
9
有名な習志野高校の吹奏楽部の舞台裏が見られて面白かった。大変なことが多いと思うが、演奏がうまく行った時の楽しい!という気持ちは本当だろう、いいなと思った。「悔いのない1日を」という掛け声もいいですね。2021/08/15
ヨシ
6
フィクションにもノンフィクションにもなっていない中途半端な本。あえて言えば、週刊誌の連載記事という感じ。どちらかに決めれば内容も良いから面白い本になったはずなのに。力を秘めていそうな作者さんだけに残念でした。2023/12/10