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内容説明
活動をしていないのに自治体から一定の公金を受け取る「幽霊消防団員」。全国的に広がるこの問題は、関係者の間で誰も触れることのできない「闇」となって令和の時代まで受け継がれてきた。なぜ、これまで放置されてきたのか。取材から次々と浮かび上がってきたのは驚くべき実態だった。公費を使った飲み会、「研修」という名の慰安旅行、政治との深い関係……。自ら被災経験を持つ若手新聞記者が、葬られてきた「タブー」に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
10
消防団は確かに前時代的な面が多く、ここ数年、改革が行われています。負の部分もありますが、多くの消防団員はまじめに地域の安全を守っています。一部の不正をすべての消防団員に当てはめるのもどうかと思います。それならば警察官や教員もすべてダメという極論になるのではないでしょうか。解決策や前向きな話を期待したのですが、ダメダメ論で終わったのが残念でした。2022/03/07
hideto
8
全国に80数万人ほどいる消防団員。災害対応、警戒等で活動する姿が取り上げられることが多いですが、これを光とするならば、影の部分を取り上げたのがこの1冊。団員個人に支給されず、仲間内の飲食代に使われる報酬、活動実績がないのに支払われる手当等、今までは大きく取り上げられてこなかったことばかり。ニュースでも目にすることが増えてきたように思いますが、こうしたことをきっかけに、消防団の古い体質を変えることができるのか否か、今問われているように思います。2021/06/25
ψ根無し草
7
ウチのところ自治体書かれてるじゃんと言う驚きと面白おかしく書かれている部分もあるがよく取材されているなと言う感想と、現役団員の立場からあんたも一遍入って活動してみろよと言う感想。まぁいずれにしても消防団組織の風潮は今の若い世代とは価値観が合わないなと感じる。2021/06/13
おおきなかぶ
3
根が深い問題ですが、改善して欲しいですね。ボランティアへの意識が高まり、消防団に入団した方が、団の実状に幻滅するのは勘弁してあげて欲しい。2022/04/30
キンセンカ
1
地域の安全を守る消防団員の裏の顔!これは驚き。2021/07/04
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