曹操 卑劣なる聖人 第三巻

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曹操 卑劣なる聖人 第三巻

  • ISBN:9784910112022

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内容説明

反董卓同盟から群雄割拠へ

 董卓が涼州兵を率いて洛陽に乱入。
 曹操は命からがら逃げ出し、各地の刺史、太守らと反董卓の兵を挙げるも、一敗地にまみれ袁紹の幕下に。南下して東郡太守、 州刺史へと駆け上るも徐州虐殺で名も土地を失う。浮き沈みを繰り返す曹操34歳から41歳を描く。
 董卓、呂布、袁紹、鮑信、袁術はもちろんのこと、陳宮、戯志才、荀彧、劉備、呂伯奢らが登場する。

【著者】
王暁磊
歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史 三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。

後藤裕也
【監訳、訳】関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。

東條智恵
【訳】 近畿大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。共編訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』などがある。

目次

第一章 董卓入京
第二章 洛陽を出奔す
第三章 危険な逃避行
第四章 挙兵 
第五章 敗戦を糧に 
第六章 反董卓同盟の破綻
第七章 万策尽きて、袁紹のもとへ
第八章 前進のための後退 
第九章 袁紹の信を得て、足場を固める 
第十章 呂布、董卓を誅す
第十一章  州に覇を唱える
第十二章 地盤を固めて袁術を討つ 
第十三章 父の仇討ち、血で徐州を洗う
第十四章 反乱と流亡の危機
第十五章 飛蝗の助け
第十六章  州奪還と起死回生の方策

    主な登場人物
    主な官職
    後漢時代の地図
    後漢時代の司隷の地図
    後漢時代の冀州、青州、 州、豫州、徐州の地図

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だてこ

9
三国志でよく見る人物達がぞくぞくと!董卓が入京して横暴の限りを尽くしたため討伐のために挙兵、という流れはよく知っていたけど、董卓の元から逃れるのもそのあと挙兵するのもそう簡単なことではなかったのだなとしみじみ。曹操の足取りをとても丁寧に描いているので、ほかの本では知ることが出来なかった苦難を知れて楽しい。でも青州の反乱鎮圧がわりとあっさりしてたのは驚いた。青州兵を取り込んだことで曹操は一気に飛躍したんだと思うんだけどな。虎牢関の戦いもなかったし。あれは演義の内容なのかな?今度きちんと正史を読んでみたい。2021/01/24

紙魚

2
物語は史実ベースだけど、関羽張飛の暴れっぷりだけは演義ベースだなこりゃw2020/10/30

みのむー

0
打倒董卓連合軍がちっともまとまっていなくて烏合の衆感が顕著です。/ 勢力拡大するにつれて曹操がどんどん傲岸不遜に。このまま増長するか、軌道修正するのか。/ 鮑信は見目麗しく豪勇。曹操は友達多いけど、真の親友は彼だけなんだなと感じた。戯志才の智謀が描かれてる。この二人が目立つのは珍しいのでは。/ 陳宮。なりけりべけんや亭長ではなく、ひっぱってひっぱってやっと登場。地元知識人層を軽視されて離反したものの、農民を大事にした曹操に敗北。故郷に二度と戻れないだろうは悲しい。/ ここの呂布は阿呆。 2022/01/06

ぬる燗

0
著者王暁磊氏は曹操研究の第一人者。 曹操34~41歳。高い仁徳を備えた理想を忘れて、感情のおもむくまま父弟の仇を打つべく徐州の民の大虐殺にはしる。信望を失い大切な部下は離反。 そして劉備玄徳と赤ら顔の丈夫が登場。いよいよ目が離せないが、しかしこれは史実だろうか。 2021/01/06

(ま)

0
兗州獲得篇 三国志の史実を使った現代劇だな・・・ 説明しすぎ、平板すぎ、会話が・・・2020/04/22

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