エコマネーはマネーを駆逐する - 環境に優しい「エコマネー資本主義」へ

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エコマネーはマネーを駆逐する - 環境に優しい「エコマネー資本主義」へ

  • 著者名:加藤敏春
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 勁草書房(2021/05発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326550432

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内容説明

崩壊しつつあるグローバル資本主義に代わる新しい資本主義“エコマネー資本主義”は、デフレを克服し、持続可能な環境に優しい社会を実現する。NHKの番組『エンデの遺言』が投じた「お金」への問いかけの解答でもある。 本書は、「エコマネーはマネーを駆逐する」という事態が、遠からず顕在化するという予測の下に、「エコマネーとコミュニティ・ビジネスおよびエコクーポン(そしてエコポイントとボランティアポイント)との組み合わせ」よりなる「エコマネー資本主義」の具体像を明らかにするものである。本書で試みているのは、まさにエコマネーの“進化”をさらに進める初期条件を設定することである。これが「エコマネー資本主義」にほかならない。

目次

【目次】
プロローグ 2001年9月11日の同時テロ多発事件とエコマネーの浸透が
      意味するもの

第1章 「持続可能な社会」はマネーではつくれない
 1 待ったなし!「持続可能な社会」の構築
 2 京都議定書の批准と日本の対応
 3 残された大きな問題
 4 2005年日本国際博覧会でエコマネーが世界に送るメッセージ

第2章 マネーによる資本主義の到達点とその限界:新しい資本主義の模索
 1 資本主義の発展とその到達点である「グローバル資本主義」
 2 マネー経済における「市場の声」を改めて問う
 3 新しい資本主義を模索する動き

第3章 デフレ到来の意味するもの:崩壊しつつある「グローバル資本主義」
 1 デフレは極めて貨幣的な現象
 2 デフレの恐怖にさらされるグローバル市場
 3 デフレより怖いハイパー・インフレーション

第4章 すでに始まっている新しい資本主義の動き:「グローバル資本主義」
    を超える試み
 1 資本主義再構築の原点は何か
 2 欧米のコミュニティ・ファイナンスへの動き
 3 「日本版金融サービス法」に見る金融民主主義の萌芽と発展の方向性
 4 注目すべきイスラーム経済における無利子銀行

第5章 エコマネーの浸透は何を意味するか?:真に「持続可能な社会」への
    道筋を拓く
 1 めまぐるしく浸透するエコマネー
 2 真に「持続可能な社会」を実現するエコマネー
 3 主要地域の動向
 4 エコマネーとコミュにティ・ビジネスの組み合わせによる社会経済的イノ
   ベーション

第6章 「エコマネー資本主義」をいかに発展させるか:革新的シナリオの呈示
 1 欧米の地域通貨から学ぶもの
 2 スイスのWIRから学ぶもの
 3 日本型サステイナブル・コミュニティ「コミュニティ」とコミュニティ・
   ファイナンスの必要性
 4 日本における新しいコミュニティ・ ファイナンスの仕組みの構築
 5 「エコ・クーポン」を活用したコミュニティ・ ファイナンスへ

エピローグ 経済学の”原点”の戻る「エコマネー資本主義」とエコマネーの
      ”進化”

参考文献

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