里親とは何か - 家族する時代の社会学

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里親とは何か - 家族する時代の社会学

  • 著者名:和泉広恵
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 勁草書房(2021/05発売)
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  • ISBN:9784326653157

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内容説明

なぜ里親たちはこれほど懸命に「家族」を続けるのだろうか。「家族」の自明性が様々な視角から切り崩され、家族論自体が閉塞している今、里親の家族形成の過程から、それでもそこに何らかの意味を感じ営み続ける「家族」とは一体何か、にせまる。

目次

序 章 家族とは何か
 1 本書の出発点
 2 金沢ホームと「家族」
 3 「家族」の意味
 4 里親という「家族」

第I部

第一章 「家族」イメージの変遷
 1 「家族」へのまなざし
 2 家族問題の一般化
 3 「家族」への恐れ
 4 家族のゆらぎ

第二章 里親制度と養子縁組
 1 子どもは誰のものか
 2 里親制度の位置づけ
 3 長期養育と養子縁組
 4 高まる里親養育への期待
 5 里親をする人々

第II部

第三章 親をする
 1 里親になる動機
 2 育ち直し
 3 子どもとの距離
 4 異なる「親」への態度

第四章 問題行動
 1 「盗み」と家族
 2 良好に見える関係
 3 コミュニケーションがとれない
 4 気持ちをぶつけ合う
 5 問題行動をめぐる親子関係

第五章 名字──家族の標をめぐって
 1 家族名
 2 里親名を用いること
 3 親であること/里親であること
 4 実親への決別
 5 名字と家族意識

第六章 養子縁組という「家族の枠」
 1 契約による親子
 2 養子縁組を志向しない
 3 養子縁組を志向する
 4 親子という枠へのふたつの距離

第七章 家族をする
 1 「家族」の実践
 2 家族内のヒエラルキー
 3 子どもを「家族」に位置づける
 4 子どもの居場所

第八章 家族の構築と別れ
 1 里親と子ども
 2 構築される家族
 3 「親」へのこだわり
 4 「家族」への意識

終 章 里親からみる「家族」
 1 里親研究の射程
 2 時間の共有と関係性の構築
 3 「家族」という枠への想像力
 4 今後の課題

あとがき
参考文献
索引

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