内容説明
戦後、制度化された男女共学と女子高等教育をめぐって、どのような議論が行われ、その構図がいかに変化していったのか。史料を丹念に紐解き、男女に等しく開かれた教育制度と内実におけるジェンダーによる教育の相違、という二重構造の存在を浮き彫りにする。それにより、教育に内在するジェンダー秩序のありようを解明していく。
目次
はじめに
第一章 男女共学の実施
一 女子教育政策としての男女共学
二 ジェンダー観の継承
三 新制高等学校の発足
第二章 男女共学の見直し論議
一 男女共学の状況
二 風紀問題という視点
三 女子の特性教育という視点
第三章 短期大学の女子教育機関化
一 短期大学の誕生
二 二つの短期大学
三 中堅職業人の養成
四 女子教育機関としての純化
第四章 女子学生批判が意味したもの
一 四年制大学に通う女性たち
二 女子大学無用論
三 女子学生亡国論
第五章 「家庭づくり」をめぐる政策
一 家族への関心
二 「家庭づくり」
おわりに
参考文献
事項索引
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