内容説明
日本人が持つ精神疾患に対するイメージと理解の程度、および精神障害者への偏見あるいは差別感などについて、本邦初の全国的な調査結果をもとに詳しく紹介する。さらに国際比較研究によって明らかになった、精神保健および精神疾患に関する社会的・文化的理解の相違を示し、偏見・差別を減らすための普及啓発の必要性を訴える。
目次
推薦のことば
はじめに
第1章 精神疾患に関する日本人の考え方──これまでの調査研究と知見
1 精神障害者に関する実態調査
2 精神障害者に関するイメージ・意識調査
3 今後に向けての問題点
第2章 日本人のメンタルヘルスリテラシー
1 メンタルヘルスリテラシーとは
2 一般住民を対象にした調査の方法
3 専門家を対象にした調査との比較
第3章 精神保健に関する日豪比較共同研究
1 オーストラリアにおけるメンタルヘルスリテラシー研究
2 オーストラリアにおける1995年調査
3 日豪の2003-2004年共同調査
4 日豪共同研究から見た偏見と差別
第4章 偏見,差別,社会的距離に影響するファクター
1 スティグマとは何か
2 精神障害への認識と態度
3 精神保健に関する一般住民と医療専門職の認識の違い
4 ケアに通じるメンタルヘルスリテラシー
5 精神障害の知識向上とスティグマ克服
6 海外の事例からみえるもの
第5章 オーストラリアにおける啓発活動と成果
1 マインド・マタ―
2 ビヨンドブルー
3 こころの救急マニュアル
4 一般診療医のために
5 セイン・オーストラリア
6 ブルーペイジとムードジム
7 日本への示唆
第6章 日豪共同研究のまとめと日本で考えられる啓発活動
1 日豪共同研究のまとめ
2 日本で考えられる啓発活動
おわりに──こころのバリアフリーを目指して
謝辞
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