憎悪表現とは何か - 〈差別表現〉の根本問題を考える

個数:1
紙書籍版価格
¥3,850
  • 電子書籍

憎悪表現とは何か - 〈差別表現〉の根本問題を考える

  • 著者名:菊池久一
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 勁草書房(2021/05発売)
  • ポイント 35pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326153510

ファイル: /

内容説明

「憎悪表現」という用語は、まだ日本では定着していないが、いわゆる「差別語」の範疇である。アメリカでは、hate speech の研究として、一つのジャンルを確立している。「差別語」とは、発話ないし文字による表現の中で、差別的意図が込められているとされる特定の語句を指す。法的次元での問題考察では、「差別的表現」とされる特定の単語や言い回しが、その文脈を含めて、人権侵害かどうかといった論点となる。本書ではアメリカにおけるヘイト・スピーチの研究成果を踏まえて探求し、言葉の政治的側面を分析の対象とする。

目次

1 言語と社会
 社会の鏡としての言語
 社会は言語によってしか映し出されない
 社会は言語を通して構成される

2 言語と自由
 普遍文法と表現の自由
 言語的なるものの再構成

3 憎悪表現の法的規制
 アメリカにおける憎悪表現論争の歴史
 表現の自由と憎悪表現の禁止

4 政治言語としての憎悪表現
 言説の支配体制からの脱却
 コミュニケーション的権力と個人
 言語政治学の可能性

あとがきにかえて
引用言及文献
人名索引
事項索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

htyhr

0
表現の自由と表現規制の対立とか2012/06/27

moriteppei

0
B

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/233557
  • ご注意事項

最近チェックした商品