フェミニストの法 - 二元的ジェンダー構造への挑戦

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フェミニストの法 - 二元的ジェンダー構造への挑戦

  • 著者名:若林翼
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  • 勁草書房(2021/05発売)
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  • ISBN:9784326101801

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内容説明

自由と平等という理念を掲げるリベラルな社会において、ある種の困難を背負わされるのはなぜ女性なのか。現代リベラリズムは、国家の中立性を重視し、資源や財の分配を論じる。しかしそれは、ジェンダーの問題を考える上で妥当なものだろうか。リベラル・フェミニズムとラディカル・フェミニズム、その理論と法実践を批判的に検討する。

目次

はじめに

序 章 ジェンダーとは何か
 1. セックス/ジェンダー二層論
 2. セックスとジェンダーの逆転
 3. ジェンダーの二元的構造とヘテロセクシズム
 4. ジェンダーとフェミニスト法実践

第1部 フェミニストの法理論と法実践

第1章 フェミニズムにおける主体と法:リベラル・フェミニズムとラディカル・フェミニズム
 1. リベラル・フェミニズム
 2. ラディカル・フェミニズム

第2章 構造的差別としてのセクシュアル・ハラスメント(フェミニストの法実践 1)
 1. セクシュアル・ハラスメントとは何か
 2. セクシュアル・ハラスメントをめぐる理論と法理
 3. 同性間のセクシュアル・ハラスメント
 4. セクシュアル・ハラスメント法理の背後にあるヘテロセクシズム

第3章 ポルノグラフィ:言葉と差別(フェミニストの法実践 2)
 1. 侮蔑発言とポルノグラフィの規制:批判的人種理論とラディカル・フェミニズムの法理論
 2. 法実践
 3. 言葉への脅威:言葉と構造的差別

第2部 リベラルな法とフェミニストの法

第4章 リベラルな国家と法
 1. 善の構想の多元性と社会的協働
 2. リベラルな国家と法の批判的検討
 3. 法による主体構築の力

第5章 フェミニスト法実践の方向性
 1. フェミニズムの課題と法の役割
 2. フェミニスト法実践の形
 3. フェミニスト法実践が目指すもの

おわりに
文献
あとがき
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

灘子

0
今日当たりばっかり引いてる気がして怖い。 フェミニズムの立法を一歩引いた地点から考察、批判した一冊。ジュディス=バトラーはマジですごい。そもそも社会が男性優位だけど、男性同士の関係性まで鑑みれば異性愛優位にできてる。その文脈に乗る限り現実の見えない「個人」か、必要以上に女性を弱いものにしてしまう。その中でどうすればいいのか。#デュラシラ=コーネル もうすでにジェンダー化された身体が自由に選択しようとしても規範から逃れられずヘテロセクシズムを強化してしまう。難しいけど具体と抽象のバランスが良かった。2020/11/21

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