内容説明
次々に登場するユニークなおばあさん。ふしぎで楽しい話がいっぱいのファンタジー集――魔女がかいた肖像画からぬけだして、わがままばかり言うおばあさん(「エバリーン夫人のふしぎな肖像」)、雪深い温泉宿で起こる奇妙な光景を見ようと、露天風呂に出かける月子のおばあちゃん(「ふしぎな忘年会」)など、ふしぎなおばあちゃんやおじいさんがいっぱい登場する、柏葉幸子のファンタジック・ワールド。楽しくてユーモアあふれる12の短編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あき☆ブラック・ベア
3
大好きな作家さんの短編集。おばあちゃんたちが中心となっている作品ばかり。『不思議なおばあちゃん×12』と言うタイトルで同じものが出ている。どれも嫌なオチがなくて面白い。おばあちゃんは表題の人以外日本のおばあちゃんたち。不思議に関わるちょっとした事情とともに描かれる短編はおばあちゃんに関わる子供たちが振り回されることも多くてクスッと笑ってしまうようなものばかり。楽しい。2024/07/19
sayu
0
★★★☆☆
ともこ★
0
表題作、良かったです。他、チョット不思議で怖い、『世にも奇妙な物語』女の子とおばあちゃんの可愛らしいバージョン。2014/08/30
ゆう
0
不思議な街のいろんな話。清水小路の人魚姫のストーリーだけ、ちょっとゾワっ!表題作のエバリーン夫人は、美術館シリーズのきっかけなのかな。2013/03/23
くろねこ
0
肖像の中の夫人はいじっぱりの気難しや。なかなか本当のことを打ち明けない夫人だけど、望はおせっかいに、しつこく夫人の願いを聞き出していきます。 少し心を閉ざした人たちのハッピーエンドな物語。ただし、ちょっと不思議な(不気味な?)ものもあり、柏葉さんにますます興味がでてきました。2013/03/10
-
- 和書
- 社会問題に挑んだ人々