内容説明
自治体に入庁間もない職員や、技術系職員、高卒職員など、地方公務員にとっての基本法である「地方自治法」に今まで触れる機会のなかった読者を対象とした、文字通りの“超”入門書。大部な地方自治法の中から、法制に直接携わることのない普通の職員が最低限知っておくべき基礎中の基礎を分かりやすく説き起こす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
awe
3
筆者はSNS上の言動が度々問題視されており、少し不安であったが、この本はかなり分かりやすく、この手の教科書にしては珍しく読み物として面白かった。◆なんとなく知ってはいるがうまく説明はできない特別地方公共団体だとか、行政指導という形をとることもメリットとデメリットなど分かりやすく説明されており、痒いところに手が届く記述となっている。◆ほかには、条例とその上位の法規範である法令との関係についての記述も興味深い。法令が定められていない領域について、自治体は条例を定めることができるが、それが違法になる可能性もある2023/08/27
いちこ
1
地方公務員が必要な法的知識を効率的に得るには、行政法の本よりも本書を読む方が良いように思った。それぐらいコンパクトに、かつ、実務にも役立つ知識がまとまっていた。特に、国と地方の関係、事務区分や国の関与などは、読めば深い理解に役立つものと思われる。2024/07/07
