中銀カプセルスタイル:20人の物語で見る誰も知らないカプセルタワー

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中銀カプセルスタイル:20人の物語で見る誰も知らないカプセルタワー

  • ISBN:9784794224880

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内容説明

解体が迫る!?それでも時代はカプセルを求めている。
いまこそその真価を発揮する、中銀カプセルタワーの普段は非公開の内部を 撮りおろし写真で大公開!

銀座に立つ黒川紀章の傑作にして、日本近代建築の金字塔、中銀カプセルタワービル。
その奇抜な外観が目を引きますが、このデザインは、「移動し続ける人類=ホモ・モーベンス」が生きる未来を想定した姿であり、それはまさに情報化時代である現代そのものです。
さらに、設計当時には想定されていなかった円窓の「動画映え」や
コロナ下でのセカンドオフィス、DIYなど、最新潮流にこそカプセルの思想が生かされています。
カプセルタワーのコンセプトの驚異の先見性が、新時代の生活で開花したさまを、 美麗写真で20部屋一挙公開!

■目次
スタイル01:日常から切り離された秘密の場所(Style01: The Secret Place Far from Everyday Life )
スタイル02:時間だけが生み出せるカタチ(Style02: The Form That Only Time Can Produce)
スタイル03:銀座の「すみっこ」という特等席(Style03: The Special Seat As the Nook of Ginza)
スタイル04:映画がつないだ人とカプセル(Style04: The Film Connected People and Capsules)
スタイル05:人を惹きつける漆黒の舞台装置(Style05: The Jet-Black Stage Set That Attracts People)
スタイル06:ホワイトキューブに満載の工夫と情熱(Style06: The White Cube Full of Ingenuity and Passion)
スタイル07:銀座に浮かぶ和室の別荘(Style07: The Floating Japanese-Style Villa in Ginza)
スタイル08:カプセルのポテンシャルを引き出す名人(Style08: The Capsule Master at Unlocking the Potential of the Capsule Tower)
スタイル09:ウクライナよりカプセル愛とともに(Style09: From Ukraine, with the Capsule Love)
スタイル10:円窓「そのもの」に寝られる夢の部屋(Style10: The Dream Room where You Can Sleep in the Round Window Itself)
スタイル11:同好の士が集う開かれたカプセル(Style11: The Open Capsule of Like-Minded People)
スタイル12:ツアーが継承してゆく建築文化(Style12: The Tour Carries on the Architectural Culture)
スタイル13:円窓がカッチョいいから住む(Style13: I Live Here Because the Round Windows are So Cool)
スタイル14:ここに住めれば、他は何もいらない(Style14: If I Can Live Here, I Dont Need Anything Else)
スタイル15:紆余曲折の歴史も含めて面白がること(Style15: Its Interesting to include the History of the Twists and Turns)
スタイル16:未来を担う建築家の創造性を加速する(Style16: Accelerating the Creativity of the Architect of the Future)
スタイル17: DJコスプレイヤーのカルチャー発信基地(Style17: The Culture-Dissemination Base of DJ Cosplayer)
スタイル18:国際派弁護士のリモート拠点(Style18: Remote Locations for the International Lawyer)
スタイル19:カプセルタワーの伝説的応援人(Style19: The Legend Cheerers for the Capsule Tower)
スタイル20:カプセルの思想を受け継ぎ、伝えていく場所(Style20: The Place to Take on and Pass on the Idea of the Capsule)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シフォン

31
1972年竣工、メタボリズムの思想、カプセルは約25年毎に交換されることを考えて作られたが一度も交換されることなく、解体が始まってしまった。解体前の20人のカプセル愛好者の部屋が紹介されている。どの部屋にも丸い窓、狭い空間をどのように使うかはその人の個性。オリジナルは、1970年代の未来感のイメージ、東京を漂う宇宙船のコックピットのようですね。「個人で自由に発想し行動せよ」「面白いところにいると面白いことを考える」ということが書かれていて、今こそ必要な空間なのではないかと感じた。2022/05/21

rosetta

25
恥ずかしながらチュウギンと読むのかと思っていた汗、正しくはナカギン。中銀カプセルタワーに住む人達がどう使っているのか、20人の部屋を見せてもらう写真集。オリジナルに近い無機質な空間だったり全く元の姿が分からなくなったり(1番驚いたのは和室仕様にしている部屋)、住居、オフィス等使い方も様々で住む人達は銀座の街とも融合する。10㎡の狭さもカプセルホテルとして考えれば普通に有り得るしキャンピングカーや個室寝台を思えば楽しくもなる。休みの日は殆どベッドからさえ出ない自分にとっては究極のミニマリズムは憧れ。2022/02/04

kei-zu

21
建築に興味がないはずの妻が本書を夢中になって読んでいた。「お宅拝見みたいで楽しいのよ」。 本書は、カプセルタワービルの各居室を紹介する。レトロフューチャーな空間に詰め込まれた入居者それぞれの暮らしが興味深い。 老朽化により、雨漏りがして、給湯器が壊れてお湯も出ない。建物の構造上、窓が開かないことから、湿気にも悩まされるという。それでも、入居者を引きつけるものがこのビルにはあったようだ。 メタボリズムの思想に基づく高度成長期の名建築は、現在解体の途にある。2022/05/18

宇宙猫

18
★★★★★ とても個性的でおもしろい。デザイナーや建築家などのクリエイティブな人たちの部屋だからか。浴室が使えなくても料理が出来なくても銀座という立地で許されているようだ。メンテナンスにお金が掛かる芸術的な贅沢品になって、住居としては適さなかったのかな。2022/12/18

チョビ

6
とりあえず「好きじゃなきゃ」ここには住めない。 自称ミニマリストの人ですら多分ここに住みたいとは思えない。 つまりはそういうこと。2021/05/14

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