増補新版 フェリカの真実:電子マネーからデジタル通貨ヘ

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増補新版 フェリカの真実:電子マネーからデジタル通貨ヘ

  • 著者名:立石泰則
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 草思社(2021/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794225078

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内容説明

「お金」のかたちを根底から変えた「フェリカ」の技術は、ソニーの技術者・日下部進氏によって開発された。
だが、ソニーはフェリカが持つ無限の可能性を理解できなかった。
失望した日下部氏は退社し、社会を変える新しい技術開発に挑戦する。
今回新たに書き下ろされた新章では、日下部氏がフェリカを超えた新しいアイデアと仕組みを考え、その実行を担う房広治氏とともに仮想通貨ブームに背を向けて新しいデジタル通貨の普及に踏み出すまでを描いている。
社会も経済も人びとの暮らしも大きく変える「フェリカ」の真実をとらえた渾身のノンフィクション作品。
▼2010年刊の『フェリカの真実』を改訂し、新たに書き下ろされた3章でその後の状況と現状を詳述した「増補新版」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shikada

17
suica、PASMO、nanaco、WAON、Edyといった非接触型ICカードのベースとなる技術「フェリカ」の開発秘話。電池が不要なこと、パスケースの中でも読み取れる非接触式であること、改札を渋滞させないために高速で読み取れることなど、JR側が提示したハードルを乗り越えてフェリカが開発されたことが読み取れる。フェリカの技術は、当初はオープンな電子マネーを目指していたそうだが、結果的には各社囲い込みの電子マネー乱立になってしまったのは残念。フェリカ開発者は、現在デジタル通貨の開発に取り組んでいるそう。2021/03/28

takao

2
なぜ、日本の大企業ではイノベーティブな発想が評価されないのか。2022/10/15

Hiroki Nishizumi

1
興味深く読めた。詳細には描かれていないが、プラットフォーム化失敗の過程には先が見えない従来型の経営者が介在していたとしか思えない。残念だ。2021/09/14

だいちゃん

1
「電子マネーからデジタル通貨へ」の技術の開発・進歩が、実に判り易く書かれている。ソニーが技術開発に成功しながら、何故ビジネスに失敗したのか、これが日本のデジタル化失敗の一番のケーススタディであると理解できた。また、ソニーOBのエンジニア日下部 進とシリアルアントレプレナーで戦略家の房 広治の二人の天才の発想・技術で、法定通貨のデジタル化は可能という。実現すればGAFAを凌駕する初めての日本企業の誕生が期待できる。長年の閉塞感を打ち破ってくれる二人のコンビは、アップル創業者の2人のスティ―ブを髣髴させる。2021/08/23

Go Extreme

1
非接触ICカードへの挑戦:無線ICタグ 書き込み機能 実業家の血筋 エンジニアの地 目を覚ました商才 プロジェクトの中断と再開:吹きつのる逆風 命運を賭けた海外案件香港プロジェクト:土壇場での仕様変更 スケジュールとの戦い サードパーティー 国際規格への道 ダッチロール:ユーザーの不満 撤回 電子マネー:ドコモの優位性 パスモの営団 先駆者たちの離脱:エディの身売り先 ソニー・フェリカの迷走:暗中のビジネスモデル 起業―クアドラックの設立 日下部の夢、房の大志―EXCプロジェクト 新しい旅立ち2021/05/10

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