内容説明
一月は正月、二月は節分、三月は雛祭など今も盛んに行われる年中行事から、お盆や春夏の彼岸など、少し前までは季節を刻む様々な行事が日本人の暮らしを彩ってきました。本書は、今また見直したい折々の行事のビジュアルブック。歳時記研究家の広田千悦子さんが月毎の大切な行事と、その楽しみ方、しつらいの実例を見せます。しつらいとは室礼と書く、古くから伝承されてきた行事の迎え方・飾り方。飾りのひとつひとつには、祈りや願い、招福や呪術など大切な意味が込められていました。誌面では、伝統的なしつらいもお見せしながら、その意味を優しく解説する一方、シンプルな今様の飾り方を提案。草花や和紙などナチュラルな素材をあしらいます。華美な市販品にはない、手作りの楽しみ。季節を愛で、ていねいに暮らしたい、そんな貴方の“おうち時間”に寄り添う1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Risa Shimowada
7
とにかく植物も飾り方も写真もレイアウトも美しくて素敵だった。何度も「地方によって異なる」旨書かれていて、大枠では同じ名前の行事でも地域や家によって全然違うという多様性が興味深く、日本ていい国だなーと思った。もちろん田舎の当事者たちはしきたりや決まりが面倒だろうと思うけど、見てるだけの部外者としては素敵だと思う。一年を通しての行事と植物に、これだけのものを用意するには一年はかかるし準備も大変だろうなと制作の苦労を思うと2千円弱の本単価は非常に安い。(でも図書館本ですみませんという気持ち)2021/04/15
茶太郎
1
こんなふうに季節の花やモチーフを飾り、生活に彩りを取り入れられたら素敵です。2023/05/12
すう
0
行事について以外に、しつらいが載ってるのがいいです。 写真が素敵だしやってみたくなります2023/03/13