内容説明
「英語は苦手、でも得意になりたい」と思っている人に! 英語が難しい原因は次の2つです。1つは英語が日本語と全く別の言語だから、もう1つは中学・高校で正しい方法と順番で学ばなかったからです。この2点を意識しながら、中学・高校の英文法をもう一度学んでみましょう。本書は、名詞の用法から基本の5文型、誰もがつまずく不定詞句や関係詞まで、工夫を凝らした10の講義で解説。これで自信がつくはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
113
2021/7/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2021/12/17〜12/30 非常に分かりやすい文法書。最近の英語教育は文法を軽視している感じだが、言語構造がかなり異なる日本人にはやはり文法を、しかも五文型をきっちりやるのが良い、と私も常々思っていたが、本書はまさにその路線で見事に英語の構造を解き明かしていく。帯の文句の通り、高校生くらいの人、あるいは英語が苦手な大学生が読むと良いと思う。2021/12/30
榊原 香織
91
読み易くわかりやすい本です。平安時代の日本人には、過去と完了が説明しやすい、のところで思わず吹いちゃいました。(cleaned は、き、けり。has cleanedは、つ、ぬ、たり、り、) 5文型は日本の文化遺産、とかto不定詞の難しさ、とか、普段スルーしてる部分がやっぱり大切なんでしょうね。2021/04/01
佐島楓
72
読んでよかった。一番最初に日本人がつっかかると思われる可算・不可算名詞から入り、日本語で英語を勉強する限界を教えてくださっている。確かにこういうかみ砕かれた本を受験生のときに読んでおきたかった。文化もライフスタイルも何もかも異なる文化なんだから言語の考え方が違うのも当たり前、でもそれを発見していく面白さもある。辞書の使い方の解説もあり、紙媒体のほうをアップデートしようと思った。2021/02/05
寝落ち6段
17
日本語と英語は構造的にかけ離れている、日常的に英語を話さなければならない場面がほぼないなど英語を習得できない理由はたくさんある。私もそんな話せないが、大学時代に世界史を専門にしたことで、必然的に英語の文献を訳さなければならない状況になり、ある程度読め、少々文章化できるようになったことで、今はオーストラリア出身の同僚とも平易な英文で話すことができる。本書は英語の性質が網羅されていて、とてもわかりやすい。だからこそ、大人になって「できない」という人は、間違った努力をして諦めた人か、怠慢な人なのだろうと思う。2023/05/27
Nobu A
17
澤井康佑著書3冊目。日本語と比較した英文法説明の前著は興味深かったが、本著は微妙。英文法説明への拘りは理解出来るが、細部にばかり目が行き、本質を捉えようとしているのか。受動態が何故使われるのか、不定詞とはそもそも何か等に触れずに英文法解説に徹している印象。結果的に文法を説明する為の人口的な英作文を散見。言うは易く行うは難しだが、例えば、帯にある"I have a dog which(→whose)name is Alex."より"I have a dog named Alex."の方が簡潔で英語らしい。2022/05/05