孤独のアンサンブル コロナ禍に「音楽の力」を信じる

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孤独のアンサンブル コロナ禍に「音楽の力」を信じる

  • 著者名:村松秀【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 中央公論新社(2021/04発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
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  • ISBN:9784120054228

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内容説明

コロナ禍により、クラシックの演奏家たちは活動を制限された。演奏会はすべて中止、アンサンブルの練習もできない。自宅の防音室にこもる日々、彼らは音楽、職業、生活について何を考えたのか。
――オーケストラのトッププレイヤーたちが外出自粛の中、自宅でたった一人音楽を奏でていく番組を作る。本書はNHKプロデューサーのそんな思いから始まった2020年の半年間のドキュメントである。
「孤独のアンサンブル」から「孤独のアンサンブル ~希望編」、そして「明日へのアンサンブル」へ。プレイヤー一人一人の思いとあの「音」が甦る。

*「孤独のアンサンブル 三部作」ブルーレイディスク、キングレコードより同時発売

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てん

11
コロナ禍で活動できなくなったオーケストラのトッププレイヤーの状況や演奏を通じて様々な問いかけをしたNHKの番組「孤独のアンサンブル」三部作。その制作風景が番組プロデューサーによって描かれている。番組もすべて観た。録画して何度も観た。映像も演奏も心に刺さる番組だった。一方で昨年の春ごろの状況が、すでに自分の中で遠い過去になっているのに驚く。早くコロナ禍が終息し、ホールで心置きなくフルオーケストラの演奏を聴きたいものである。2021/06/15

どら猫さとっち

5
コロナ禍は、日本のクラシック界に大きな打撃を受けた。しかしその一方で、その中だからこそできる演奏のかたちがあるのではないかと模索する、オーケストラの団員たちがいる。その姿をNHKBSが番組制作し、それを書籍化したものである。果たして音楽は、不要不急なのか。本書を読めば、それは私たちにとっても必要不可欠なものであることがわかるはずだ。演奏家ひとりひとりの、音楽に抱く想い、それが一体化して奏でるハーモニー。孤独がアンサンブルを、希望を生み出すことは可能だということが本書で証明された。2021/05/09

takakomama

4
2020年5月~8月に放送されたNHKBS1スペシャルのドキュメンタリー番組「孤独のアンサンブル」三部作の制作の舞台裏。オーケストラの方々の音楽への切実な思いを、ひしひしと感じました。ひとりでアンサンブルはできません。ひとりでテレビ番組の制作もできません。ホールで演奏会を聴きたいけど、今はまだ、人が集まるところは不安です。音楽は心の栄養。コロナが終息したら、演奏会に出かけて、一期一会の演奏と感動を味わいたいです。2021/10/21

1
2023/08/02

読書家見習い

1
正直、読み続けるのが億劫になってしまった。 理由は、主観的でかつプライドがチラチラと感じられてしまったからだ。 しかし、この番組制作がコロナ禍のクラシック音楽界においての「石碑的番組」になったであろうことは本に書いてある通りだと感じる。 そして、クラシック音楽の演奏を文章化する試みは大変だと思う。けれど、さまざまな描写を試みていて、番組を見たくなった。 2022/03/20

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