竹書房怪談文庫<br> 実話怪事記 怨み禍

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竹書房怪談文庫
実話怪事記 怨み禍

  • 著者名:真白圭【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2021/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801926271

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内容説明

「黒く燃えて顔もわからない人間が…」
上司の背後に覗く、昏い怨みの焔―― 「黒炎」より

怪談会社員・真白圭が日常に蟠る恐怖を引き摺り出す!

恐怖が臓腑に刻まれる真白圭の実話怪事記シリーズ最新作!
・山スキーで遭難中に視たのは雪女?それとも…「雲長」
・都内一等地に出没する恐ろしい女の正体…「リメンバー」
・モンゴルの草原で人を食らう怪物と邂逅した体験談…「蒼狼の国」
・眼前で起きた流血事故、さらに目を疑う光景が…「さきおくりびと」
・独りでに動く乳母車からおぞましい怪異が覗く…「ベビーカー」
・深夜に来るはずのない電車を待つと不気味な光景が…「時刻表」
・男女間の縺れの果てに生まれた禍々しい異形…「黒炎」など収録。

業火の如き怨みの炎は決して消えない――。戦慄が蠢く実話怪談!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

231
怪談サラリーマン・真白圭さんは心は純白まっしろけというのはギャグですが、ベテランの味を発揮された怪談はどれも最高にいい文句なしの出来でタイムリーな時流ネタもいい出来栄えですよ。『ソーシャルディスタンス』業務形態が在宅勤務になる十日ほど前の夕方、伊藤さんが会社から帰宅すると部屋に彼氏が来てダイニングのテーブル席に座りニコニコ笑っていた。久し振りだよねと言って着替えに行くとスマートフォンが鳴った。彼氏のお母さんが「息子がお邪魔していないかしら」と聞いたので来てますよと言いダイニングに行くと彼氏の姿がなかった。2022/04/13

坂城 弥生

43
一番最後に収録されていた『黒炎』がタイトルそのまま恨みの話で印象的だった。2021/08/27

31
コロナ禍で怪談蒐集も大変なんだなぁ。今回は怖さは控えめに感じました。2021/06/22

qoop

10
〈代弁〉〈地獄〉のような類話の多い話も提示の仕方でこれほど新味を持って受け取れるのか、と驚かされた。達者な筆致に感心するばかり。〈リメンバー〉の意外な展開も良いし不穏すぎる〈故郷〉、趣味性の高い〈蒼狼の国〉、禍々しさ抜群の〈さきおくりびと〉など印象深い作品を挙げるとキリがないが、一番は〈法則のはなし その二〉だった。確たる現象があり、理由が付けられないが察することは出来、触らないようにしようという関係者の気持ちが分かる… 個人的に怪談で聞きたいのはこういう話。2021/05/08

dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない

5
早くもこちらのシリーズは最終巻。シリーズを通して良質な怪談話が多く、あっという間に読み終えてしまった。名残惜しい気持ちで調べてみると、同じ著者が別の怪談集を多く出しているようなので、そちらも随時読んでいこうと思う。 *** お気に入りの話は「代弁」、「空き部屋」、「木瓜業」、「時刻表」。 「代弁」は語り手が中学生の頃、教室で突然強烈な眠気に襲われ昏倒するように眠りに落ちてしまう。意識が戻るとクラスメイト達が自分の周りをおびえたような顔で取り囲んでいた。寝ている間に何があったのかと男子生徒に尋ねると、2023/02/10

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