講談社文庫<br> 劉裕 豪剣の皇帝

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講談社文庫
劉裕 豪剣の皇帝

  • 著者名:小前亮【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2021/05発売)
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  • ISBN:9784065230541

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内容説明

“史上最強”皇帝を生んだ下剋上!
1000人をこえる叛乱軍をたった一人で殲滅した稀代の剛勇の一代記。

貴族政治が民衆を苦しめた四世紀末の中国・東晋に歴史を激変させる男が出現。
その名は劉裕、貧しい家の出で食うために軍へ入った博徒だ。
戦地では先頭に立ち強敵を次々撃破。
出世すれども学はなく、政治に無関心。
規格外の男が剣の腕だけで切り拓いた道とは。
町の無頼漢から頂点へ。史上最強皇帝の一代記。

目次

一章 寄奴の目覚め
二章 叛乱と裏切りと
三章 大剣の軌跡
四章 生と死の意味
五章 粛清と北伐と
六章 剣と生きた皇帝
解説 吉川永青

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

38
はて?めちゃめちゃ強いけど、皇帝になれるような人間の大きさを感じなかったのだが、、、この時代のことは大昔に陳舜臣さんの「小説十八史略」で少し読んだくらいの知識しかないのですが、もっとドロドロした時代だと思ってました。2024/02/16

フミ

21
三国志の時代から200年後(西暦380~420年)くらいの呉・越・楚(孫呉?)辺りを舞台に、街の博徒の親分から将軍→皇帝と成り上がった豪傑男の物語です。ベルセルクのガッツ(黄金時代篇)みたいな豪快さで敵を両断したりするので「民衆に酷いことをするのでは…」と心配しましたが「育ててくれた叔母に頭が上がらない」「大飯食いだが酒は飲まない」など、作者様が愛嬌の持てるキャラクター造りにしてくださっていて、ホッとしました。「北伐がしてえ、戦争させろ」と、内政は家臣に丸投げな感じでしたが、興味深い人物で面白かったです。2025/07/05

鐵太郎

20
三国志の時代の後、生き残った西晋が滅んで江南に興った東晋の興亡、そしてその後の騒乱の後、南朝宋(420-479)を建てた、かつてご自分が書いた「中国皇帝伝」において「成り上がり皇帝」とそっけなく記した、剛剣で天下を取った劉裕(363-422)の物語。小前さんは彼を、博打が好きで武勇に優れますが無学で、しかし人の言うことは良く聞き、やっていいことと悪い事の区別が明確にできる希有な人として描きます。親代わりに育ててくれた叔母とか、彼を慕って集まった男たちとか、人数がかなり多いんだけど個性豊かで面白い。2023/12/16

Book Lover Mr.Garakuta

18
歴史に疎いので、新しい時代と人物特に武勇だけで成し遂げた人物は、漫画のキングダムに似ているか。知識を刺激されて面白かったです。2021/06/09

スプリント

11
五胡十六国時代の宋を建国した劉裕の物語 武勇に優れた男の立身出世が描かれています。 馴染がなく前知識が乏しかったのですが楽しめました。2024/11/10

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