内容説明
シリーズ累計92万部
『居酒屋ぼったくり』の著者、最新刊!
元ツアコン・万智の
絶品「郷土料理」教室は
「思いやり」に溢れている……
お題は『どんどろけ飯』『トンテキ』『冷や汁』etc.
ざっくりだけれど、楽しく、美味しく、親切に。
ツアーコンダクターとして15年間、国内外を旅してきた常磐万智(ときわまち)は、
義母の介護のため退職。旅先で料理について学んだ経験を生かし、
義母の死去後、自宅で料理教室を営むことに。
珍しい郷土料理を扱う教室には、亡き妻を偲び、あるいは両親のため、
老若男女の生徒たちが通ってくる。そして万智の家庭にもある事情が……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
38
結構ヘビーな問題も扱ってたような…2023/07/04
さくら★もち
31
不定期で行われる少人数での郷土料理教室。知ってる料理(チキン南蛮や冷や汁)はもちろん、名前を聞いたこともない料理(どんどろけ飯!?)の描写がとても美味しそうでお腹が鳴った。参加して試食したいしレシピ知りたい。物語は和気藹々と楽しげに料理を作り、試食しながら語らう雰囲気はタイトルどおり「お気楽」なんだけど、参加者たちも講師の万智自身も家族の在り方や自身の生き方について少なからず悩みを抱えていて、なかなかシビア。万智の家族のルーツにもいろいろ思うところがあるけど、子どものためにも幸せであってほしいな。2022/12/05
まるぷー
25
元ツアーコンダクターの常磐万智が夫の母親が住んでいた二世帯住宅を改装して料理教室を始める。郷土料理を主体にSNSで募った少人数で開催日も特に決まっていないお気軽教室。どんどろけ飯(鳥取県)トンテキ(三重県)冷や汁(宮崎県)ジンギスカン(北海道)チキン南蛮(宮崎県)。調理より試食に時間をかけ参加者とのアットホームな関係の教室、その中にいろんな秘話や語らいが良かった。史子が会社の部下の陽次を連れてきて何気に箸の持ち方の矯正とそれに纏わる話に共感。万智の夫の保行はできた人だが、その前の結婚の話が衝撃的だった。2021/08/02
よっち
20
ツアーコンダクターとして15年間国内外を旅してきて、義母の介護のために退職した常磐万智。旅先で料理について学んだ経験を生かし、義母の死去後自宅で料理教室を営むお料理小説。「どんどろけ飯」「トンテキ」「冷や汁」「ジンギスカン」「チキン南蛮」など、こじんまりとした料理教室で作られる郷土料理の数々と、参加する生徒たちの家族を絡めたエピソードがなかなか興味深かったですが、同時に物語の中で少しずつ明らかになってゆく常盤家の今に至るまでがなかなか複雑で、それを踏まえて物語を見返すと奥が深いな…と改めて唸らされました。2021/05/14
Kana
20
不定期に開催される郷土料理のお料理教室。こんな料理教室があったら是非参加して楽しみながら料理をしたり試食したい。理解のある旦那様がいて羨ましい。2021/06/02
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