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内容説明
雨が降る前、または降っているときに「頭が痛い」「めまいがする」「体がダルい」「耳鳴りがする」……そうした悩みを抱えている人がおおぜいいます。これは天気痛と呼ばれ、推定患者数は日本全国に1000万人超いるといわれており、主原因は気圧変化で起こる「自律神経の乱れ」とわかってきました。
最近では、異常気象が続き、特に患者数が増えているという指摘もあります。
本書では、天気痛で悩む人を「雨が降るとダルくなる人=雨ダルさん」と呼び、雨ダルさんがいかにして症状の発症を防ぐかについてくわしく解説しています。
雨の前に行うと効果的な「くるくる耳マッサージ」「ツボ刺激」をはじめ、薬の効果的な飲み方や予防に役立つ生活法もたっぷり紹介しています。
さらには、雨ダル症状を訴える人は、新幹線のトンネルや飛行機、高速道路のトンネルなど気圧が急に変わる場面でも不調を訴える場合が多いようです。こうした症状を訴える人=乗り物ダルさんのセルフ対策も掲載しています。
雨ダル症状は、従来は「低気圧頭痛」「天気痛」などと呼ばれてきましたが、まだまだ知らない人も多く、雨の日の不調で会社や学校を休むと「怠け者だ」といわれ、病院では「原因不明のうつ」と診断されることもあったそうです。
これはすべて、天気痛への無理解から起こる悲劇です。
雨ダルさんは特別な人ではありません。今は大丈夫でも、あるとき急に自律神経が乱れて雨ダルさんになる可能性があります。本書は、雨ダルさんのことを多くの人に知ってほしい。天気の変化=気圧の変化は、人の体に大きな影響を及ぼすことひとりでも多くの人に理解してもらいたという思いから企画制作されました。
雨ダルさんたちが、少しでも暮らしやすい世の中になってほしいという願いが込められた一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
食う寝る所、住むところ
kanki
anne@灯れ松明の火
たっきー