光文社文庫<br> 梓弓執りて

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光文社文庫
梓弓執りて

  • 著者名:西村寿行
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2021/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334729936

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内容説明

外科医・徳田兵介(ひょうすけ)は、喧嘩で肋骨を折った暴力団員の牛窪を、ちょっとした手術ミスから廃人同様の体にしてしまった。それがきっかけで、彼が実は免許を持たない偽(にせ)医者だと発覚してしまう。徳田は牛窪の報復を恐れ、逃亡の旅に出た。一方、復讐の野獣と化した牛窪は、徳田の妻を犯し、彼の後を追った……。 圧倒的な迫力で、バイオレンスとセックスの極致を活写。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

16
主人公の徳田はかなり情けない人であり、西村さんの作品の主人公としては珍しいと思います。話はバイオレンスな娯楽小説です。 2021/05/09

キー

13
1960年代のアメリカ・ドラマ『逃亡者』の西村寿行版、という感じで、追われる男を描いていますが、主人公・徳田を徹底的に格好悪く描いているのが西村寿行作品としては異色作。 実際に無免許で医師として働き、医療事故を起こした徳田は、事故を起こした相手の暴力団員・牛窪に愛する女を目の前で強姦されても、立ち向かうこともせず逃げ回るだけ、と、徹底して情けない男を主人公にしています。 そんな情けない徳田の行動は、読んでいて全く爽快感が無いですが、こんなに情けない男だからこそのラスト・シーンには、感動させられました。2019/12/13

あけの

5
わけわからんというかハチャメチャ(笑) すっごい面白かった ともかくすごい そしてこの内容で万葉集におくの細道がからみ なんともいえない ハードアクションエロバイオレンス これはもう読まにゃわからん(笑)2021/07/20

ガトリング邪教徒(女)

1
巨根がゲシュタルト崩壊。 ストーリーはびっくりするほど薄っぺらです。手術ミスでヤクザを不随にしてしまった偽医者が、そのヤクザに追われまくるだけ。そして行く先々で、妻や情婦をヤクザの巨根に寝取られるだけのお話。ちなみにもう一人、巨根が出てくるのですがこいつはただの噛ませです。呆気なく退場します。巨根なのに。 結局、巨根しか印象に残らないのですが日刊ゲンダイ連載とのことでさもありなん。 もちろん主人公は巨根ではありません。「ギュッと根元まで押さえて計って二握りはない」…これが普通サイズだそうですよ、奥さん。2022/05/14

レイブン

1
西村寿行作品、20数年振りに読み返してみました。その第一弾です。余りにも情けない男、徳田が最後の最後でようやく見せた強さにホッとしました。最初に読んだ時は余りの情けなさに腹が立つ思いだったけど、今読み返してみると、こいつ以外と強い奴なんじゃないかと。。何気に最後まで生き残ったし。同じ本でも時間を空けて読み返すと、新鮮なもんですねぇ。2012/12/30

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