内容説明
日本人になじみのある小噺(「目黒のサンマ」「饅頭怖い」「時そば」「親子酒」ほか全25話)を、芥川賞作家である荻野アンナ氏が、エスプリに富んだ笑いに昇華させた日仏対訳本。フランス語初級レベルの学習者でも大丈夫。読み進めるうちに、自然とフランス語の小粋な実用表現に触れることができる一冊。全25話日仏対訳語注付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
100
[2014年] NHKラジオ「まいにちフランス語」を書籍化したもの。著者は落語修行中の芥川賞作家(金原亭馬生に師事し「金原亭駒ん奈」の名で二つ目)。目黒のサンマ/猫の皿/狸札/饅頭怖い/から抜け/元犬/てれすこ/あたま山/お血脈/夏の医者/無精床/時そば/ジュテム/親子酒/長命/かんざし/無理婿/与太郎の受験/紙入れ/子褒め/道具屋/酢豆腐/胴切り/片棒。元ネタを知っているアドバンテージと、文法はさておき未知の単語は辞書を引きつつ2週間でクリア! ちなみに8か国を操る三遊亭竜楽という落語家さんがいます。2017/02/19
さりー
0
名前・食べ物・小道具なにかとフランス版に置き換えているのがおもしろい。劇中に出てくる日本人名が、落語でひょうきん者によく使われる名前だったらオペラなどでひょうきん者によく使われる名前に置き換えられていたり、まんじゅうが、プディングだっけ?何かに置き換えられていた〜〜〜〜