サノス・ウィンズ

著者名：ドニー・ケイツ【作】/ジェフ・ショウ【画】/吉川悠【訳】

小学館集英社プロダクション（2021/04発売）

• ISBN：9784796878340

内容説明

チタウリの故郷を征服し、王として君臨するサノスは、ある日「ライダー」と呼ばれる謎の存在の襲撃を受ける。サノスを捕えたライダーはタイムストーンの破片を使い、彼を何百万年も先の未来に連れて行った。そこでサノスが出会ったのは、宇宙のほぼ全ての生命を破壊した、年老いた姿の自分自身であった……。サノスを誘拐した犯人の正体と目的とは!?　マーベル・ユニバース最強のヴィランであるサノスの、奇妙な冒険譚が幕を開ける……！

●収録作品●
“THANOS” #13-18
“THANOS ANNUAL” #1
　2021 MARVEL

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[vaudou]

宇宙の滅亡後から始まる二人のサノスの命運。死神デスとの叶わぬ婚姻はサノスが不死身であるからこそ大いなる矛盾になってしまう禅問答。少し贅肉のついた老サノスとヤングサノスのやり取りは今までの孤独な王というイメージをもう一歩押し進めて行き着くところまで到達させた感すらある。そしてゴーストライダーの登場にも、またその正体にも面食らったが、狂言回しとしてコイツが中々どうして優秀なんだよなぁ。解説の小冊子を読むと、ジム・スターリンの長大なサノスも読みたくなるが、日本語訳は叶わぬ夢かな…

2021/05/01

[隆二]

この本は、マーベルではままあるIFの話なんだけど、エターナルズがビビるくらいサノスって強かったんだけっか。意外だった。

2021/08/25

[リチャード]

笑っちゃうくらい大仰なモノローグで語られる、狂神による破壊と死と終焉の物語。途轍もなく面白かった！

2021/05/20

[fap]

「それは王の行いではない」 未来を知って現在を変える話。 だったのかな。 全てに勝利してもなお終着点ではなかったというね。 解説にかなり力が入っていて、主人公の今までとこれからがこれでもかと説明されている。 長くて読み疲れした。 「ハッピーバースデー」

2021/05/02