内容説明
読書家の王子様×古書店の娘
「できる限りやさしくきみを抱きたいのに」
王子様の子を授かり密かに育てていたのに見つけ出されてあま~く捕まえられちゃいました!!!!?
古書店を営むエルネスタは店の常連である王子アレクシスが好きだったが、
ある夜、媚薬を盛られ逃げてきた彼に抱かれ子どもを授かってしまう。
やむなく店をたたみ、田舎で息子ロイと暮らす彼女だがアレクシスは彼女を探し出す。
彼はあの夜のことは朧気ながらロイは自分の子ではないかと疑っていた。
「毎日、一日中きみのことを考えている」
身分違いに怯えるエルネスタを宥めロイと共に必ず幸せにすると誓うアレクシスだが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
5
王太子である兄との待遇の差にくさくさしていた第二王子ヒーロー、神父の勧めである書店に出入りするようになり、そこの娘であるヒロインに恋するように。ヒロインもヒーローに思いを寄せていたけど、父が亡くなって書店をたたむことになる。そこへ媚薬盛られたヒーローが逃げ込んできて、一夜をともにして……という感じ。ヒロインの母親としての顔と恋する乙女としての顔が上手く書かれていた。ヒーローも鈍いけど一応ヒロインには誠実。ヒーロー家族の確執も最後はきれいに消えて大団円。ヒロインの侍女と画家の彼の恋も気になるところ。2021/05/26
六花
1
たった一日の思い出を大切に抱いて生きていく話でよかったですね。図書館でサロンをひらくところも。大事なのは文化なので…。2022/02/10