宝島社文庫<br> 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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宝島社文庫
行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

  • 著者名:佐藤青南【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 宝島社(2021/05発売)
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  • ISBN:9784299016140

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内容説明

累計72万部突破の大人気シリーズ最新刊! 刃物でめった刺しにした殺人事件の容疑者の男は、犯行は認めたが、なぜか被害者を認識していなかった。その後も酷似した殺害方法が続き、やがて被害者は皆、SNS上でミステリー作家・佐藤青南を批判していたことがわかる。佐藤は心理学を駆使する警察官が主人公のミステリーで人気を獲得。オンラインサロンを運営しており、多くの会員をもつ。佐藤に疑念を抱いた取調官の楯岡絵麻だが、佐藤は行動心理学に精通しており、絵麻に隙を見せない。さらに行動心理学で見破った事実は証拠にならないと豪語する佐藤。はたして佐藤青南の殺人教唆は成立するのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

133
いや『vs ミステリー作家・佐藤青南』って!?まさかの作者自らとの対決は、番外編やファンブックと思いきやガチな9作目だった(笑)それもエンマ様と同じくキネシクスの使い手という難敵!それでも懸命に追い詰めていく展開にすっかり夢中で読み進めるも、確かに開き直られて物証なければ勝てない…ギリギリもう敗北間近での大逆転は爽快!「そこそこ貢献」な筒井さんの斬新な気付きはお見事!一方が証拠を集めて、もう片方が吐かせる、本当に良いコンビ♬作家が求めるのはカネいや評価あるいは名声か…最後には自分が持つ信念の強さなのかな…2022/04/18

Yunemo

104
著者を調べることもなく、今まで漠然と女性とばかりと思って接してました。不思議。本作、今までにない設定、まさか著者が対決者として出てくるなんて。でも結末考えると著者自身でなくともよかったのじゃないかな。何のためにキネシクスの使い手として佐藤青南を対決者として登場させたのか、ちょっと理解し難く。作中で表現される作家の評価とは、という観点に戸惑いも。読者としての自身が惑わされます。いささか行動心理の読み合いという設定に飽きが来たのかな、と想ってた状況で、本作の筒井氏の行動、活躍に新たな方向性が見えてきたのかも。2021/06/20

☆よいこ

90
エンマ様⑨この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体とは一切関係ありません。笑うw▽オンラインサロンでカルト宗教のように本を売る推理作家、佐藤青南のアンチファンが次々と殺される。作家はサロン内コミュニティで名前を挙げただけ、殺害方法も小説を模倣されただけと主張し、証拠がみつからない。取り調べを楯岡絵麻が担当し、証拠集めには筒井刑事が奔走する。ナイスコンビ▽面白かった〜2021/09/26

アッシュ姉

90
シリーズ第九弾はエンマ様と青南先生の対決。作家ご本人登場というサプライズにどれほどお人柄が反映されているのか気になるところですが、個人的にはイメージダウン笑。ちょっと怖くなってきました。でも続編は楽しみにしてます。2021/07/26

さっこ

79
シリーズ第9弾。小説家志望のフリーターが通り魔殺人事件をおこす。裏に隠されていたのは「佐藤青南」という小説家のファンが集まったオンラインサロンでの洗脳…?宗教的様相を呈した団体を首謀し殺人へ駆り立てていくのは佐藤青南なのか?謎解きよりもどちらかと言えば出版業界の裏を描いている感じかな。小説家の名前が「佐藤青南」である必要性が感じられなかった。絵麻の次の戦う相手を示唆して終わったので、次作に期待です。2021/06/05

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