内容説明
【日経の政治、国際関係分野を代表する書き手が集結! 新型コロナが揺るがした世界の1年間を解説する】
☆コロナ禍で矢面に立たされているのは、各国の政治指導者たちだ。リーダーシップを発揮して、不安心理を抑えつつ、いかに感染拡大を防いでいくかに真価が問われる。トランプ前大統領のように、直接的ではないものの、コロナ禍により権力を喪失した指導者もいれば、メルケルのように国民の支持を集め政権基盤を固めたケースもある。この違いはなんなのか。
☆また、コロナへの対応は統治のあり方も問い直す。行動抑制のために、国家がどのような形で個人に関与するのかは、政治体制の問題になってくる。中国、日本、韓国、米国を事例にこの1年間の動きを振り返りながら、コロナに振り回される政治の姿を活写、現代社会の課題に迫り、今後の方向を探る。
目次
第1章 異形の監視国家・中国
第2章 揺れる自粛国家・日本
第3章 もろ刃の防疫国家・韓国
第4章 押しつけを嫌う放任国家・米国
第5章 「染後」秩序
第6章 「染後」政治
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
87
日経新聞の政治担当論説委員が分担執筆。日中米韓のコロナ対応を時系列で追う。勿論、戦いはまだまだ続いており、現時点での"政治の中間決算"と日経らしい。まず指摘するのは中国の隠蔽を生む体制の欠陥。武漢市長は「地方政府は情報を得ても、権限を与えられなければ発表できない」と正直。感染抑え込み成功はさすが監視国家。日本は厚労行政の目詰まり、自粛依存の功罪など問題山積。韓国は準戦時体制を基にK防疫と称する徹底的な検査・隔離で対応。そして、大統領選を左右し、マスクさえ拒否する多くの国民、押しつけを嫌う放任国家・米国。2021/06/18
コウ
2
第五章「染後」秩序は、秀逸です。この章だけで、この本を読む価値はあると思います。世界各国ともコロナの状況は変化していますが、是非落ち着いた頃に第二弾を読みたいものです。2021/05/31
Daisuke
1
これは貴重な記録。来年とかCOVID-19 が完全に収束した後にまた同じような記録本を読みたい。2021/08/13
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