内容説明
本書は「1手ずつ解説する○○」シリーズの第3弾です。三間飛車で勝つために必要な知識を、西川和宏六段が丁寧に教えてくれます。
従来の定跡書は1で何手も指し手が進むことがありました。有段者の方なら普通に読み進めていけるのでしょうが、「解説手順を頭の中で並べるのが大変」という級位者の方もいます。そこで、本シリーズでは1に進む手数を4手以内にして、1手ずつ、じっくり解説していくことにしました。
本書のテーマは、「さばいて勝つ」ことを理想とする三間飛車です。メインとなるのは第1章の「角道を止める三間飛車」で、対急戦と対持久戦に分けて詳しく解説しています。解説するのは手順だけではなく、「仕掛けられた筋に飛車を持ってくるのが振り飛車の基本」、「美濃囲いの端歩は基本的には受ける」、「振り飛車は相手の力を利用してさばく」、「▲5五歩が筋中の筋」など、考え方が随所に散りばめられているのも特徴です。
そして第2章では、角道を止めない「升田式石田流」を取り上げました。こちらはとてもスリリングな戦いになるので、基本を押さえたあとに試していただきたいと思います。
ぜひ本書を読んで、さばいて勝つ振り飛車の楽しさを味わってください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
18
1手ずつ解説するノーマル三間飛車の棋書。 「1手ずつ解説する」シリーズは初読みだけど、初心者である程度基礎ができた人向けかな? 対急戦と対持久戦(穴熊)、角道あけての升田式早石田を解説。 特にノマ三で対急戦をここまで詳しくやさしく解説した本は初めて読んだ。斜め棒銀、45歩早仕掛けの受け方は何周もして身につけなければならないと思う。 ただ内容は高度な変化なので、初心者にこの読みは難しい。初段前後は必要かも2022/02/24
アンパッサン
2
2周目。繰り返し読むことによって忘れていたことがはっきりしてくる。まさに「葦編三絶」。ずっと四間飛車やってきた者として今さらながら目を見開かされる。三間飛車の、五筋つく将棋にもっと慣れていかないと。読みやすいのでそばに置いておくと何度もちらちら目を通してしまう。本当に良い一冊だ。2021/08/15
アンパッサン
2
このシリーズ、ホントによくできてる。なんとなくやっている三間飛車の、なんとなくをなくす基礎土台として素晴らしい一冊。手の意味、ですね。それがちゃんと言語化されている。ただ暗記するよりも、その手の意味が分かればのびのびとさせる気がしてくる。まあ私はただの中飛車党ではありますが、三間飛車もそのバリエーションに加えたいので、購入しました。マーカーひきながら、読了後さらにさかのぼって読み返しました(一手ずつなのでそれが簡単にできるのもまたいい)。次巻の先手中飛車ももちろん買います。2021/07/27
アンパッサン
1
3周目。やっぱ升田式石田流は実際やるの、怖いなあ。乱戦になりそうなのがなんかなあ。しかしノーマル三間は大好き。中飛車との併用がお得。この本を読むと尚更に。2021/11/10
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