内容説明
定跡はしっかり覚えたけれど、最後に相手を寄せきるところは、何をしていいかわからない―
そんな方は多いのではないでしょうか。終盤戦では、つねに自分で正解の道を探していかなければなりません。
本書は、そんな終盤の王道をわかりやすく解説した一冊。
問題集をいきなり解くよりも、本書で考え方を身につけておくことで見通しがよくなります。
上野先生のわかりやすい解説で、終盤戦を得意にしてしまいましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
drago @弘前城ソメイヨシノ満開中。
24
図書館の新刊コーナーにあったので中身を吟味せずに借りてみたが、「基本編」と謳っている通り、将棋を覚えたての初級者向けの本だった。 大概は読み飛ばしたが、詰めろや必至のかけ方が丁寧に解説されており、勉強になる部分もあった。 ☆☆☆2021/08/24
akihiko810/アカウント移行中
17
将棋の「終盤」とは何か、を優しく解説。印象度B 全漢字にルビが降ってあるので、小学生にも易しい。「詰め」「詰めろ」「必至」の違いや、守りの金銀のはがし方、逃げ・受け方などを教える。あくまで初心者向けで、自分のレベルには易しすぎた。 「詰めろ逃れの詰めろ」とかは応用編で出るのだろうか?2021/09/14
kenitirokikuti
7
同著者の序盤ガイドに比べると、ずっとベーシックな内容。一手詰め、三手詰め、詰めろ、必至、逃れや受け、について広くていねいに説明する。やっぱ詰め将棋だけでは終盤力アップしない、と▲序盤中盤に比べると、終盤を定義しづらいが、成駒が敵陣にあって、相手玉への攻め駒が3〜4枚あれば、終盤だろう。2022/05/22
nerozou666
2
児童向けじゃなくてここまで丁寧な終盤本はいままでなかった。整然と体系化された終盤を章ごとに分けてしかも何故このような章分けにしたのかまで説明してくれる念の入れよう。将棋のルールは知っているけれど「詰み」とか「詰めろ」のことはよくわからない人、指す将も見る将も気軽に読める難易度。高級位者にとっても基礎を振り返るのに良い本でしょう。コラムにも言及があるが、上野裕和六段の棋書はまさに将棋界の未来を見据えた良書ばかり。将棋に少しでも興味がある人であれば是非『将棋序盤・完全ガイド』シリーズと合わせて読んで欲しい。2021/07/05
mkisono
2
レベル的にちょうどよかった。説明が丁寧で非常に分かり易かった。2021/06/12