ハーパーコリンズ・ジャパン<br> 花嫁殺し

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ハーパーコリンズ・ジャパン
花嫁殺し

  • ISBN:9784596541536

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内容説明

蟲に殺された美しき花嫁。
7年前のおぞましい猟奇殺人の模倣か、それとも――

累計40万部突破、
スペイン警察・特殊分析班シリーズ第1弾!

“王道の警察小説でありながら、従来の常識を打ちやぶる圧倒的な筆力”――〈エル・パイス紙〉

“力強い女警部、そして力強いストーリー。その前に誰もがひれ伏す”――〈ABC紙〉

マドリードの公園で、結婚を控えた若い女性の遺体が見つかった。
被害者は頭蓋にあけた穴に蛆を埋められ内部から殺されたと判明。
難事件のみ扱うスペイン警察の精鋭チーム〈特殊分析班〉を率いる警部エレナは、
被害者の姉も7年前に同じ手口で殺されていたと知るが、犯人は捕まり服役中だという。
単なる模倣犯の仕業か? 捜査を進めるうち、2つの事件の壮絶な闇が浮上し……

覆面作家によるデビュー作が異例のベストセラーに。
“スペイン出版界の一大事件”と称された警察小説、ついに邦訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

95
本作はスペインの作品という事で、日頃読んでいる北欧やアメリカ、ドイツのものとは雰囲気が随分違いました。章が細かく刻んであって読みやすかったです。ただ内容は猟奇的で陰湿な部分もあり刺激が強かった。冒頭、公園で結婚を控えた若い女性の遺体が見つかった。被害者は頭蓋にあけた穴に蛆を埋められ内部から殺されたと判明する。警察の精鋭チームを率いるエレナは捜査にあたるが、過去に同じ手口の事件が起こっていた。この二つの事件にどんな共通性があるのか?何か蛆に対してトラウマを持ちそうな物語だったけれど、面白かったです。2021/05/24

ゆいまある

83
頭蓋骨に穴を開け、肉食性の高いウジ(ラセンウジバエ)を入れて脳を食べさせる。遺体の眼窩からはウジがボタボタ。これは読みたい!主人公はスペインの架空の捜査組織のリーダー。50歳手前なのに酒と車を愛し、気に入った男の子は持ち帰るパワフルさ。脇役も60代ハッカーおばちゃん始めキレッキレ。しかし簡単に犯罪者が釈放されたりまた拘束されたり、中盤はやや雑に感じられ中弛み。スペインにおけるロマの立ち位置も興味深い。3部作だそうで、続編が待たれる。2021/12/12

ナミのママ

66
スペインの警察ものシリーズ一作目。これタイトルで惹くか引くか、どちらかだと思うけど面白い!結婚を控えた女性の遺体は、これでもか!というほどのおぞましさ。海外作品には惨殺な物が多いけれどこれは上級者だと思う。そんな事件を追うのは特殊分析班、これは架空の組織らしい。このメンバーがご多分に洩れず個性的だが、リーダーの女性の過去がまたまたきな臭い。それについては気になる終わり方で次作以降ということらしい。事件は二転三転し、よみごたえあり。…ハーパーさん、面白い作品を訳してくれて毎月、目が離せない。2021/05/11

しゃお

47
特殊分析班(BAC)を率いるエレナ警部は、結婚間近の女性殺人事件を捜査する事になるが、その猟奇的な殺され方は7年前に起きた事件と同じで犯人は服役中。果たして模倣犯なのかそれとも新たな事実が待ち受けているのか。個性的なメンバーを率いるエレナ自身がまた個性的。強いだけでなく捜査に関して正しくあろうとするその姿の裏にある真実が明らかにされた時の衝撃は、事件が二転三転して事実が判明した時の比ではありません。なんともおぞましい描写が続き苦手な人も多いかと思いますが、残り二作の紹介でエレナと共に闇の中を見せて欲しい!2021/07/31

Sam

40
自分にとってスペインといえばリーガ・エスパニョーラと「ペーパーハウス」(Netflixのドラマです)くらい。スペイン産のミステリーというのは初めてで試しに読んでみたのだが、キャラは立ってる、プロットも巧み、真相の意外性も十分で、猟奇的な要素が強いところは好みが別れるのかもしれないけど、概して評価が高いのもよくわかった。ただ、これをいったら公平じゃないかもしれないけど、直前までドン・ウィンズロウにどっぷり浸ってたのでそれに比べると物足りなさがなくもない。でも3部作のようなので、続編出たら読みます。2021/06/14

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