内容説明
「お姉さんなんだから、我慢なさい」公爵令嬢のアルレットは、両親に幾度となくそう言われてきた。甘やかされた我儘な妹は、アルレットから何もかも奪っていく。それも仕方がないと諦めていた、ある日。「お姉様の婚約者と私の婚約者を交換しましょう?」妹は常識では考えられないお願いをしてきた。我儘を押し通されたアルレットは、妹の婚約者であった、冷酷な性格である上、あまりよい噂がないという第二王子のもとへ、渋々嫁ぐことに。きっと、私は愛されることなく、一生を終えるのだ――。そう思っていたアルレットだったけれど、身代わりの結婚生活は予想外のもので……? 薄幸の公爵令嬢を巡る、ドキドキラブファンタジー。 ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
3
家族に虐げられていた令嬢が不器用だけど本当は優しい王子に嫁いで幸せになる話か……と思って読み進めたらとんでもなかった。出てくる人物ほとんどが胸くそ悪くてマジで無理。あちこちにやられるヒロインも流され過ぎていらいらするなら夫の第二王子ガキ過ぎて無理、正ヒーローになった王太子もわざとヒロイン傷つけるようなやり方するしで無理、脇役も全部が全部無理、唯一第二王子の執事だけはまともだった気がするけど、刺されちゃうし……というかあの襲撃犯何者で目的はなによ? わかんないまま終わったし。爽やかな表紙に騙されたわ……2021/04/26