内容説明
2049年。アフガニスタンで使用されたバイオ兵器が暴走し、致死的病原体となって世界じゅうに広まった。人類滅亡を目前にして、遺伝子操作により病原体に免疫を持つ子供たちが作りだされ、〈マザー〉と呼ばれるロボットに託される。それから12年──〈マザー〉ボットに育てられた少年カイは、ほかの〈マザー〉の子供たちと出会い、ある決断を迫られるが……破滅した世界での希望の子供たちを描いた、近未来SFサスペンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
寝猫
31
兵器として生み出されたウイルスが自然の中で古細菌と結び付き変異し手に負えなくなり人類は死滅していく。 少数の生き延びたマザーボットの中で生まれボットに育てられる未来の子供。 よくある話だけど、主軸は親子の愛で、 子供と「マザー」の思いもよらぬ強い絆。 滅んでゆく旧世界と、まだ生き延びている科学者達の葛藤も描かれている。 最後は優しい気持ちで本を閉じれました。 敵なんかいない いい言葉ですよね。2022/08/30
姉勤
29
小松左京の「復活の日」に似ているが、過ちを犯した世代は生き残ることは許させない。近未来。バイオ兵器の想定外の運用によって絶滅に瀕した人類。贖罪にも似た、孵卵器の準備と、孵った子供達の物語。ミトコンドリア・イブと呼ばれる原初の女性。そこからの母系遺伝子のつながりの知識。連想して表題にピンと来ていた。その繋がりを愛というなら、有機体、そしてヒトの形をしていなくとも。純粋な母性は機械に宿るか、ポルポトが夢想した汚れた大人から隔離した純粋たる子供による、清らかな社会の招来。そこまでの是非は描かれていない。2026/02/14
イツキ
13
散布された地域にしか影響を及ぼさないと思われていたウイルス兵器の暴走、ウイルスへの体制をもたせた子どもたち、子どもたちを育て守る役割を負ったロボットたち。設定は魅力的でストーリーも面白く文章もかなり読みやすかったです。ただ飛び抜けてここが良かったと思える点が感じられなかったのが惜しいかなと思います。2021/07/31
本の蟲
7
バイオ兵器の暴走により、人類が滅亡の淵に立たされた2049年。人類存続のため、遺伝子操作で免疫を持たされた胚を、人格転写され、保育器を内蔵した軍用ポッド〈マザー〉に託すマザーコード計画が始動する。その12年後、ポッドに育てられた子供たちは砂漠地帯で放浪していたが…。あらすじには惹かれたが、期待値が高すぎたか。BC兵器制御不能の第一報から、計画に従事する大人たちと(過去)、目覚めた子供たちのサバイバル(現在)を交互に語る第一部。周囲を警戒し、仲間(と子供たち)以外寄せ付けないポッドと、(続:軽ーくネタバレ2021/05/22
N田
5
母(人間+AI)と子の絆が大きなテーマで、そこが感動部分だった。 テクノロジー記述もさすが!という感じだが、バイオ分野の進歩速度は非常に早いので、数年で陳腐化する要素をすでに抱えている。 スピルバーグが映像化権を買い取ったということで、非常に期待。読んでも難しくて理解できないという人もたぶん、映画化されればDNAどうこうを『ジュラシック・パーク』の「蚊が恐竜を刺して琥珀に」のような1分間アニメスクリプトで分かった気にさせることができるはず。2022/03/06
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