内容説明
カーボンニュートラル時代に“グリーン材料”として注目を集めるバイオプラスチック。世界的課題になりつつある気候変動と、海洋プラスチックゴミによる環境汚染を抑止する切り札となる材料として、今後国内外で急速な普及が見込まれています。
適用分野は製造業に限らず、食品包装や文具、玩具、農業、土木、建築、宇宙などの分野に広がっており、実用化に向けた技術開発が加速しています。今後、環境負荷を考慮しない材料の使用に制限がかかるのは必至です。そのため、バイオプラスチックの基礎知識の習得はビジネスパーソンにとって常識となる可能性があるのはもちろん、ビジネスチャンスにもつながり得ます。
本書は、世界から高い評価を受けるバイオプラスチックの第一人者が、基礎から体系的に解説したバイオプラスチックの教科書です。国内外の既刊書とは一線を画し、専門書の性格をできる限り薄めて、実例に基づいて分かりやすく説明するように工夫しました。従って、技術系だけではなく、文系の読者の方(社会、経営、企画、行政、流通、学生など)でも正確な知識を身に付けられます。
目次
◆プラスチックと地球環境の破壊
◆ラスチックは4種類に分類される
◆バイオプラスチックとは
◆バイオプラスチックの普及 現在・過去・未来
◆バイオプラスチックは世界の注目テーマ
世界各国のバイオプラスチック普及の取り組み ほか
◆プラスチックに関する化学知識の整理
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂/プラスチックの気体透過性 ほか
◆主な生分解性のバイオプラスチックの種類と特徴
ポリ乳酸/ポリ・ヒドロキシ・アルカノエート/ポリカプロラクトン ほか
◆バイオプラスチックの応用製品から学ぶ
ポリ乳酸、ターチ・ブレンド、バイオPBS、PBAT+PLA、PBAT+PLA ほか
◆バイオプラスチックの品質・安全性
品質試験方法、識別表示制度、リサイクル ほか
◆バイオプラスチック製品の加工方法
シート成形法、真空成形法、ブロー成形法、射出成形法 ほか
◆サーキュラーエコノミー
◆バイオプラスチックの普及へ向けて
直面する課題、素材や製品の効率的な生産方法の開発 ほか
◆私のバイオプラスチック加工技術開発の取り組み
ナノ・コンポジット耐熱ポリ乳酸射出成形技術の開発 ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんかれ~
たつ
color
Toruo555
はせがーとも
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