ミドリムシ博士の超・起業思考 ユーグレナ最強の研究者が語る世界の変え方

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ミドリムシ博士の超・起業思考 ユーグレナ最強の研究者が語る世界の変え方

  • 著者名:鈴木健吾【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2021/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296107674

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内容説明

研究成果が社会に還元されない限り、
社会は1ミリも変わらない。

どれだけ有益な技術であっても、
世間から認知され、プレーヤーが増え、
マーケットがつくられないことには、
その研究は日の目を見ないで終わってしまう。


ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食品利用市場を大きく広げ、東証一部上場企業となったバイオベンチャーのユーグレナ社。食品市場に続き、ユーグレナの油脂分を原料の一部に使ったバイオ燃料の製造にも乗り出している。昨年には、バス、船舶の燃料としての利用が始まり、現在は、ユーグレナを原料の一部に使ったバイオジェット燃料による飛行機の有料フライトの実現を目指している。

こうしたユーグレナ社の成長を技術面から支えた立役者が、ユーグレナ社の創業者の一人となり、世界で初めてユーグレナの食用大量培養を実現させた、同社執行役員 研究開発担当の鈴木健吾氏だ。

なぜ、鈴木氏は画期的なブレークスルーを実現できたのか。

そこには、研究者の視点とともに、社会の変革を意識した視点を併せ持つ鈴木氏ならではの発想がある。
優秀な人ほどスタートアップの起業を目指すという時代。ユーグレナに関して鈴木氏がこれまで成し遂げてきた成功は、理系出身の若者、大学発スタートアップの設立を目指す起業家にとっての新たな生き方のロールモデルになる。

鈴木氏の発想を支えた「ロジックツリー」「ランチェスター戦略」「比較優位の原則」といった経済・経営理論をどう実際の研究開発に適用してきたのかも具体的に紹介。
スタートアップや新規事業の立ち上げを目指す人なら、文系、理系両方の視点から読める新しい経営書。

目次

はじめに
序 章 実用化始まるユーグレナバイオ燃料
第1章 ユーグレナ屋外大量培養を実現した思考法
第2章 食品市場で勝ち、燃料化の資金をつくる
第3章 ユーグレナ入りバイオ燃料プロジェクト始動
第4章 成功の基礎は学生時代に生まれた
第5章 未来をつくる技術
第6章 次世代研究者・起業家への助言
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

るるぴん

2
ユーグレナ開発の父。藻の微生物からジェット燃料が取れるというのが驚きで、どうやってそんなに大量の藻を培養するんだろう?と思って読んだ1冊。他の生物は生きれない程度まで二酸化炭素濃度を上げる事で屋外での大量培養に成功したらしい。小さな実験を平行して行い、失敗を積み重ね、仮説を絞り込んで大きな失敗をしない工夫とか、研究者としても優れているがビジネスマンとしても優れていて、自分を殊更盛ることもないし、とても優秀で信頼の置ける方だな~と思った。宇宙実験にも参加しているそう。ロジックツリーは文系でも使えそう。2025/05/13

hayataka

2
人と地球の健康に貢献することをミッションに、バイオマス5Fに則り、技術とビジネスの両輪を愚直に回しているユーグレナ社。ディープテックスタートアップや、科学技術の社会実装に興味のある研究者にとって、参考になる話も多く、元気になれる本だと思います。2021/10/29

kobii

1
★★★★☆ 知人からの借用本。著者は、ユーグレナ社の創業メンバーであり、世界初のユーグレナ大量培養に成功した研究者。著者の物事の捉え方や進め方が具体的に書かれており、文系の自分にも参考になることが多かった。先に同社の出雲社長の著書を読んで全体像の理解が進んでいたので、より読みやすかった印象。2024/01/09

ニック

1
ミドリムシって凄く可能性を秘めた生物なんだ。バイオマスの5Fが面白い。食料→繊維→飼料→肥料→燃料で左にあるほど重量当たりの単価が高いので製品として市場で実現しやすい。燃料となると大量かつ、安定的、かつ安価でなければいけない。 起業からユーグレナのあらゆる面での社会実装の物語として楽しめた。これからのユーグレナ社を随時追っていきたい2021/07/06

Toruo555

1
ユーグレナ社の鈴木さんの方の本。 出雲さんの本からかなり経ったのでその後の発展がわかる。改めてミドリムシ(ユーグレナ)はサステナビリティの観点からも素晴らしい材料と感じた。この本のもう一つの柱は「ロジックツリー」や、「仕事の三原色」のフレームワークや学生時代や仕事での考え方、身の振り方など。 二つの柱の話がスッと入ってくる文量で学生から大人まで幅広くオススメできる。2021/06/25

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