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内容説明
「出会い」、「引退」、「再会」、「別れ」――日本とイギリスで紡がれた最高にして永遠のライバルストーリー
[著者プロフィール]
新井宏(あらい・ひろし)
フリーランスのライターとして、『週刊プロレス』(ベースボール・マガジン社)、『Gスピリッツ』(辰巳出版)など古今東西にわたり、国内外、男子・女子を問わず記事を執筆中。ほか、サムライTV解説、ネット記事、ムック本などを手がける。プロレス関連の著書に『みちのく世界旅―ノー・プロブレムはビッグ・プロブレム』(ベースボール・マガジン社)がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさかず
10
初代タイガーを初めて見たときの衝撃を覚えている。その夜は夢にまで出てきたものだ。人生を共に歩むジャンルがあることの幸せ。少年時代、確かに彼らは僕の英雄だった。その頃はあの蹴りの速さと身のこなしに憧れた。ブラックタイガーの上手さやダイナマイトキッドのとんでもない受け身に気がついたのは少し後。少年に勇気と誰かと熱狂的に話す楽しさを教えてくれたもの。キッドから伝わってきたのは潔さ。ステロイドと受け身の影響で壊れても「全部自己責任」だなんて言えやしない。あの金曜夜20時を少年として過ごせた僥倖に感謝。2022/03/19
尿酸値高杉晋作
5
よく取材されてます。 それぞれの試合が見てみたいと思いました。 あと、猪木の指示でロコがホーガンを指導していたとは驚き。 素晴らしいぞ!新日本プロレス!!2022/01/28
qoop
4
本書は三人のレスラー人生が飛躍を見た80年代初頭の短い時期を交点としつつ、いわば長い飛翔期と着陸に向けて描かれた全く異なる軌跡の道筋を追ったもの。ただそもそも、三者の接点はどう広く取ったとしても初代タイガーが新日に在団した期間を大きく越えることはなく、テーマとしてもそれ以上の共通点はない。彼らの戦いがそれ以降のレスラーたちにどう影響を与えたかを追うことで単なるノスタルジーの対象を脱してはいるものの、後世の弱さは残る。まさに著者という結節点があって初めて成立する一冊だろう。2021/05/03
おおきなかぶ
3
長年の新日本プロレスファンの自分にとって、最高の一冊でした。2022/09/19
occhi
3
子供時代にこの3人の闘いに熱狂してた人間にとってはたまらない本。 涙なしには読めない。 ダイナマイト・キッドが亡くなった時、近親者、関係者以外の人間で、実弟が世界で最初に訃報を伝えた相手はなんと佐山聡! そして、新日、全日、WWE、カルガリー、イギリスなどでキッド追悼セレモニーが行われたが、世界で最初にリングでキッドに10カウント追悼を行ったのが佐山聡主宰のリアルジャパンプロレス! これを知った時涙腺崩壊した。運命としか言いようがない。 佐山からキッドへの手紙も涙なしには読めない。2022/08/31