岩波ジュニア新書<br> 寿命はなぜ決まっているのか - 長生き遺伝子のヒミツ

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岩波ジュニア新書
寿命はなぜ決まっているのか - 長生き遺伝子のヒミツ

  • 著者名:小林武彦
  • 価格 ¥1,111(本体¥1,010)
  • 岩波書店(2021/04発売)
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  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005008247

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内容説明

「いつまでも若く」「ずっと健康でいたい」――アンチ・エイジング(抗加齢)は遠い昔から,人類の夢でした.しかし,人はみな,いつかは死にます.生き物はなぜ老い,なぜ死ぬのか? 「いのちの回数券」「長生き遺伝子」とは何か? 老化とガンの関係は? 細胞老化を第一線で研究する著者が,科学的な観点から,やさしく解説します.

目次

はじめに┴第1章 赤ちゃんも老化している!?┴ヒトはどのように死ぬのか?┴老化しない生物もいる? 細菌と原生生物┴不死身な生きものプラナリア┴樹木という生き方┴一つ一つの細胞が老化する ヘイフリックの実験┴なかなか老化しない細胞(1) 幹細胞、神経細胞┴なかなか老化しない細胞(2) 生殖細胞┴卵や精子も老化する┴細胞が老化するとどうなる?┴「プログラム仮説」と「エラー蓄積仮説」┴死滅する神経細胞┴脳の老化の原因┴ヒト早期老化症(早老症)┴個体の寿命は延ばせるの?┴ホルモンと個体老化┴閉経後の三〇年は「余計」ではない┴おばあちゃん仮説┴ホルモン治療で若返る?┴個体の死と細胞の死┴なぜヒトは死ぬのか?┴第2章 いのちの回数券はある?┴人生はカウントダウン?┴ちょっと復習 細胞分裂とDNAの複製┴DNA合成酵素の二つの「くせ」┴それでも変異はたまっていく┴iPS細胞も老化する┴染色体の端っこ問題┴テロメラーゼで元に戻す┴テロメアは分裂回数を数える┴テロメアは唯一のいのちの回数券か?┴第3章 DNA修復という若返り術┴メンデルと遺伝子 遺伝子って、何?┴遺伝子はDNAでできている 大腸菌はえらい!┴遺伝子は「情報」、DNAは「もの」┴意外とか弱いDNA┴発電所ミトコンドリアの功罪┴強い味方! DNA修復機構┴細胞周期を止めて傷を修復┴修復機構の破たんは、病気を引き起こす┴ゲノムの守護神p53┴DNAの傷とガン化┴ゲノムの傷と細胞の老化┴新しい細胞に渡す「きれいなゲノム」┴それでも傷つくゲノム 修復の限界┴第4章 長生き遺伝子の解明┴「長生き遺伝子」はあるのか?┴環境も寿命を延ばす┴ヒトの長寿遺伝子の探索┴長寿遺伝子の正体┴モデル生物を使った長寿遺伝子の探索┴マウスは老化研究に向いていない!┴三〇年生きるハダカデバネズミ┴老化研究に最適な生きもの(1) ハエ、線虫┴老化研究に最適な生きもの(2) 酵母菌┴ゲノムには壊れやすいところがある┴巨大反復配列リボソームRNA遺伝子┴リボソームRNA遺伝子は裸の王様!?┴遺伝子増幅機構の正体┴Sir2とFob1は寿命に関わる遺伝子である┴rDNAが寿命を決めている!┴ヒトでもrDNAは老化速度を決めている?┴サーチュインとrDNA┴細胞老化のrDNA仮説┴長寿遺伝子を活性化させるには┴NMNは夢の若返り薬か?┴終章 寿命はなぜ決まっているのか┴老化がなければ人類絶滅!?┴寿命が延びると幸せか?┴老化は必要?┴老化はガンを防ぎ、生きものを進化させた!┴高齢になるとガンになるのはなぜ?┴ヒトの寿命は操れるか?┴最後はガンと認知症との戦いか?┴人類は長寿社会を維持できるか┴少子化を少しでもくい止めるには┴科学にウルトラCを期待しない┴寿命はなぜあるのか┴おわりに┴キーワード┴章扉イラスト・本文図表作成:平井祐子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

14
大昔に恐竜たち(だけではなく他にもわんさかと)が大絶滅したときに何故ぼくたち哺乳類の祖先たちが種として生き延びられたかといえば、身体が小さく小回りがきき、生命のサイクルが短いので環境に適応しやすかったという説があるらしい。種としての繁栄や進化だけを考えるのなら、個の寿命が長いのは別に良いことではない。近代の個を重視する価値観から眺めたら不思議に理不尽に感じる個の寿命の限界も、種全体として考えれば理に適っている。つくづくぼくたちは単なる遺伝子の乗り物なんだなあと諦めの笑いが出ますね。忘れがちだけれど。2022/08/31

人間万事塞翁が馬

3
長寿の世界記録は122歳のフランス人だそうです。ワタクシの年齢の2.5倍です。これからありとあらゆる健康法を実践して150歳を目指し、ギネスに挑戦しようかと思いますが、それでも、いつかは死ぬんだ、と考えることが全然受け入れられません(笑) 進化論的には、コロナに負けず、老化に負けず長生きする方が、『優性』だと思っていましたが、違うんですね。種として、世代を繋ぎ、環境に適応しながら、進化していくことの方が効率的なことで、だから寿命は存在するのですね。うんうん。でも死にたくないなー。2021/03/18

たくぞう

3
早々とP54からわからなくなった。合成できる方向が逆?どゆこと?と。何度読んでもわからない。日を改めて読んでもわからない。そこから先は、なんとなく雰囲気だけ読んだ。2020/11/25

たいき

2
僕たち人間は寿命があるから進化できたし、まだ進化の途中なのかもしれないなー。 難しいところは潔く読み飛ばしました🙋‍♂️閉経の年齢が50歳前後の1つの仮説と、閉経後の女性が生物学的にも「余計」ではないとする2つの仮説が面白かった。2022/04/03

ねこうさぎ

2
「生きるために死ぬ」という禅問答なような生物としての宿命を、科学的な見地から勉強できた。頭の中で、他の細胞学の本の知識と結合し、より理解が深まった。延命ではなく、ピンピンコロリを科学は目指していくべきなのだろう。2022/01/10

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