DXの教養 デジタル時代に求められる実践的知識

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DXの教養 デジタル時代に求められる実践的知識

  • ISBN:9784295011217

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内容説明

新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)の位置付けは、一部の先進企業の取り組みではなく、新たな暮らし方/働き方を求める、すべての企業や組織、そして個人にとっても重要なテーマになりました。
一方で、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といったデジタル技術の活用が強調されるものの、従来のコンピューター化やICT(情報通信技術)活用の取り組みと何が異なっているのかなど不明な点が多いのも事実です。
本書は、DXへの取り組みを早くから推進している三菱ケミカルホールディングスグループが、全社員の意識改革とデジタル化への基本的理解を進めるために展開するeラーニング用コンテンツをベースに、新しいビジネスや社会を創出するDXに誰もが“自分ごと”として参画できるための視座を提供します。
DXへの取り組みを進めるには、AIやIoTといったデジタル技術だけでなく、ビジネスや社会が置かれている環境の理解や、デジタル技術を使ったビジネスモデル、さらには組織全体がDXに取り組むための共通理解の醸成など、さまざまな項目を広く理解する必要があります。
こうしたDXについて本書では、「DXとは何か」「なぜ今、DXなのか」といった素朴な疑問から、DXの実行を支えるためのデジタル技術やデータ活用の基本、ビジネスモデルの作成に使われている手法、さらにはSociety 5.0(超スマート社会)やSDGs(持続可能な開発目標)などにみられる社会的なつながりまでをカバーすることで、デジタル時代に誰もが身に付けておくべき“教養”を提供します。

目次

表紙
はじめに
目次
鼎談:ビジネスとデジタルの化学反応を起こす触媒としての”教養”
Chapter01 DX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎知識
Lesson01 DXの定義
Lesson02 実例に見るDX=B2C編
Lesson03 実例に見るDX=B2B編
Lesson04 DXが求める「技術起点」から「顧客起点」への切り替え
Lesson05 顧客を起点に起こる変革の連鎖
Lesson06 データがDXの駆動源
Chapter02 DXを支えるテクノロジー
Lesson07 CPSとデジタルツイン
Lesson08 IoT
Lesson09 AI
Lesson10 クラウド
Lesson11 5G
Lesson12 セキュリティ
Lesson13 アーキテクチャー
Lesson14 ソフトウェアとアルゴリズム
Chapter03 データ分析の基礎
Lesson15 なぜデータ分析が重要なのか
Lesson16 データの種類を理解する
Lesson17 データ分析で得られる価値
Lesson18 データ分析入門
Lesson19 データ分析の対象を拡大する
Lesson20 重要性が高まるデータマネジメント
Chapter04 ビジネスモデルの立案・実行と組織の動き方
Lesson21 ビジネスモデル立案の基礎
Lesson22 改善を図る「PDCA」と“直感”を目指す「OODA」
Lesson23 人や社会を中心にする「デザインシンキング」
Lesson24 「アジャイル」で変化の速度を高める
Lesson25 社外の力を活用する「オープンイノベーション」
Chapter05 組織にとってのDXと定着法
Lesson26 組織にとってのDXの意味
Lesson27 B2B業界におけるDXのインパクト
Lesson28 DXに向けた企業の財産と方針
Lesson29 DX推進に向けた経営層/意思決定層の意識改革
Lesson30 組織が求める人材像
Lesson31 知恵のコミュニティを形成する
Chapter06 DXに取り組むに当たり考えておくべき社会との関係性
Lesson32 社会に広がるDX~xTechの実例~
Lesson33 国家戦略としてのDXの取り組み
Lesson34 シンギュラリティ(技術的特異点)が問う人の役割
Lesson35 Citizen Programmer/Citizen Engineerの時代に
Lesson36 デジタルが求める倫理観
Lesson37 SDGsとDX
あとがき
索引
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

84
DXとはいかなるものかを理解するにはうってつけの本だという気がします。私もいくつかこの分野の本を読んでいるのでおぼろげながらわかるのですが、このように系統立てて教えてくれる本はあまりなかったように感じました。この本を読んでからさらに業務ごとの関連本を読んでいけばいいのでしょう。2021/05/07

ゲオルギオ・ハーン

20
在庫の管理というのが個人的な課題としてあり、トヨタの研究書や国鉄の民営化後の改革の本を読み、情報システムの重要さを感じて手に取りました。三菱ケミカルグループのeランニングの内容をもとにしているため、読みやすく、浅く広くで一貫した良いテキストだと思いました。実践的な視点で書かれているので自分の職場の社内の動き、経営幹部たちの施策や構想を考える時にでも思い出すとけっこう気の利いた提案や打合せの意図を読めたりすると思います。2021/07/09

Comit

19
企業図書〜DXについて概要と活用例を学ぶことができ、社会にDXが浸透しつつある中で、私たちに求められる行動や思考について、改めて考えることができる一冊。気になったのは、「OODA」と社会に広がるxTechの実例、Citizen Programmer、進化は止まらないですね。2024/07/11

APIRU

5
パンデミックからこっち、頻りに耳にする「DX」。その「DX」とは何ぞやという、概要的な説明が纏められた一冊です。「DX」の定義、関連するテクノロジー、それらを使ってのビジネスモデルの立案、そして組織における「DX」の定着など。一つひとつのトピックはそれほど深掘りされているわけではなく、解説されているのは飽くまでさわりの部分です。「DX」に関しては、ツールだけ何となく導入しても不十分だろうし、それを推し進めていく風土と制度、何より組織として成し遂げたいビジョンが大切なのだろうと、読んでいて思ったものでした。2023/01/28

Memoru

2
内容は、基礎レベル。IT系には、参考にならない。が、ユーザは、この基礎レベルであることを考慮するべき。DXは、ユーザ中心で、ユーザがデータを収集、活用できることも重要。2022/08/17

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