ソーシャルメディア論・改訂版 - つながりを再設計する

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ソーシャルメディア論・改訂版 - つながりを再設計する

  • 著者名:藤代裕之
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青弓社(2021/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787234490

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内容説明

2015年の刊行以来、5刷を重ねた好評の『ソーシャルメディア論』の改訂版。

フェイクニュース、購入・視聴履歴や位置情報といったビッグデータ、AI、IoT、クラウドファンディング――ソーシャルメディアは人と情報のつながりを変え、社会を大きく変えようとしている。

しかし、学校や企業でソーシャルメディアを体系的に学ぶ機会は少ない。本書は、ソーシャルメディアの歴史や裏側を動かす技術、関連する法律をわかりやすく解説し、ソーシャルメディアの仕組みを理解できる教科書である。すべてをつなげるソーシャルメディアをどのように使いこなすのか、人や社会とのつながりを再設計する新たなメディア・リテラシー獲得のための視点を提示する。

改訂に際しては、特にアメリカ大統領選挙で明らかになったフェイクニュースがもたらす危険性について各章をアップデートして、理解が進むように工夫した。「権利」「メディア」を「コンテンツ」「地域」に変更し、二次創作や関係人口といったトピックを組み込んだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有坂汀

6
執筆陣は僕と同年代か少し上の世代で、現役の教員やメディア関係者が大半を占め、彼・彼女たちは教壇や職場における「最前線」に立っていらっしゃる方々なので、「教科書」として書かれている色合いが強いです。過去・現在・未来…。ここに書かれているのはソーシャルメディアを使いこなし、よりよい社会をつくっていくためのことが15章にわたって描かれ、中高年にとっては「今」在ることを知るためのツールであり、大学生には自分たちの「日常」を言語化されたものであり、中高生にとっては「来るべき世界」といった内容であるのかも知れません。2025/06/23

崩紫サロメ

6
テーマごとの概説、注、「考えてみよう」、文献ガイドから成り、ソーシャルメディア論の授業で教科書として使えそうな本(グループディスカッションをさせたら面白そう)。歴史学でお馴染みのアジール(避難所、聖域)がSNSの拡大により減りつつあること、「無縁」であることが難しくなっていること、これは実感としてある。また、複数のアカウントの使い分けなどの現象を「分人(divisual)」という、平野啓一郎が用いた概念で説明していることも興味深かった。2019/10/31

erechorse

0
多分、大学生の講義向けに作られたような感じ。トピックが綺麗にまとまっていて読みやすかった一方、あまり斬新な提案とか議論が提示されるタイプの本ではなかった。それでもパプリックアフェアーズとかアジールとか、分人とか初耳の概念がいくつかあったので、むしろそれについて詳しく引くために提示されている文献ガイドが本題という感じがする。2023/10/11

がっちゃんギツネ

0
ソーシャルメディアに関連した、ニュースや広告などの全15のトピックが、それぞれの分野の研究者・実務家によって書かれている。15章構成なのは大学テキスト用だからだろう。ソーシャルメディアと社会や生活との関わりを多角的に考察している点は評価できる。ただ、各章のページ数が少なく、背景と問題を1つ2つ挙げるだけで、トピックの概要を把握するのも難しいのは残念。理解するには本書だけでなく、各章末の読書ガイドの本もあわせて読む必要がある。トピック選びもややまとまりがない印象があり、絞り込んだ方がよかったかもしれない。2019/09/11

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