内容説明
※本コンテンツは単行本「図解でわかる ホモ・サピエンスの秘密」を分冊したものです。「9 想像世界の秩序『国家』」~「13 帝国システムの道具『硬貨』」を収録しています(全22ページ)。
堀江貴文氏、推薦!
「この本には、人類が直面してきた20のターニング・ポイントが書かれている。
ではこの続きはどうなる? それは僕たち次第だ」
14歳から読める! わかる!
カラー図版満載!!
最新知見をもとに図解でひも解く、おどろきの人類700万年史。
この1冊を手に、謎だらけのヒストリーをたどる、長い長い旅に出よう──。
はじめに 生命の進化を激変させたホモ・サピエンス。20万年の道のりの先に幸せはあるのか?
ホモ・サピエンスの秘密
1 私たちはどこから来たのか
2 ネアンデルタール vs ホモ・サピエンス
3 獲得した思考の力
4 豊かな狩猟採集生活
5 農業革命の光と影
6 宗教という想像世界の始まり
7 想像世界の秩序「ヒエラルキー」
8 想像世界の秩序「貨幣」
9 想像世界の秩序「国家」
10 想像世界の拡大「帝国」
11 帝国システムの道具「数」
12 帝国システムの道具「法律」
13 帝国システムの道具「硬貨」
14 ヨーロッパ世界拡大の武器「信用創造」
15 ヨーロッパ世界拡大の武器「資本」
16 ヨーロッパ世界拡大の武器「法人」
17 ヨーロッパ世界拡大の武器「略奪」
18 ヨーロッパ世界拡大の武器「株式会社」
19 ホモ・サピエンスの20世紀
20 人類の幸福とは
あとがき 人々にとっての、次の「幸福」とはなにか、その答えは、脳が持っている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
那由田 忠
20
サピエンス全史の流れとポイントを踏まえているが、図式化は日本の書籍を参考にしているので内容が微妙に異なったり誤ったりしている。図式となっているので分かりやすく短時間で読めるのは楽であるが、サピエンス全史を読める人はそちらをきちんと読むべきである。ただし、図の下に参考にした書籍を明示しているのは正直でよい。全史では、「法人」という虚構の存在が経済活動でいかに重要であるかを力説しているが、この本では言及してあるものの会社の起源としての解説に止まっている。その違いを意識して読むべきです。2018/11/29
shiho♪
17
『サピエンス全史 上下』は未読だが、レビューによると要約版みたいな感じだそう。 ネアンデルタール人を劣勢に追いやったホモ・サピエンス。脳の機能の違い(認知革命)が生き残るか滅亡かの違いだったとは驚き。そして農耕の始まり、想像世界の始まり(アニミズム)へ…。 農耕が始まったことで都市や文明が生まれ、反面、畑に囚われた生活、そして争いも起きるようになった。なるほど確かに…。 現代も仕事に追われ、争いは絶えないという構造は続いている。人類の幸せとは?20万年の進化を遂げてもなお、その答えはまだ見えない。2021/07/24
ネロ
14
ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」を中学生向け教科書にしたような印象。人類誕生から認知革命、ネアンデルタール人などの兄弟の殲滅。農業革命から科学革命。農業よりも宗教が先だった説は納得(当時貴重だった小麦を貢ぎ物として手に入れるためトルコで栽培が始まった説)。そして知れば知る程ヨーロッパ人は怖いな。キリストの一神教のマインドが大虐殺を正当化し、300年にも及ぶ奴隷貿易。被害にあったアフリカは現在も幸福度が低く、それでいてもっとも植民地化を進めたイギリスなどヨーロッパ諸国は幸福度が高い。うーん。2021/11/05
すももんが
6
「人類」に主人公を絞っているので分かりやすい。いつの時代もまず人の願望があり、それを叶えるための選択を人がしていくことで歴史が作られるのだが、その代償として必ず別の面で不利益を被ったり、かえって不幸になったりする。「人類」の思考を辿ることで、歴史の意味がするすると分かってくる。学生時代、ひたすら年号やカタカナ人名を暗記するばかりだった世界史は苦痛でしかなかったが、この本を読んで世界史の見方が変わった。人類の先輩たちの願いや思惑があって、色々と試行錯誤してきた道のりなのだなあ。2018/12/07
訪問者
5
内容的にはタイトルからもわかるように、ほぼハラリ氏の『サピエンス全史』を豊富な図解で解説した紹介本。非常に分かりやすく読める。2024/11/03
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