現場がわかる 組込みソフトウェア開発

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¥2,200
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現場がわかる 組込みソフトウェア開発

  • 著者名:出口雄一【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • オーム社(2021/04発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784274215834

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内容説明

組込みソフトウェア開発の現場がよくわかる!
本書は、組込みソフトウェア開発の現場の知識を学ぶことができる実務入門書です。
 現場で必要となる知識をQ&Aの形式で整理し、現場に配属された新人・若手エンジニアの成長の流れ(配属前→プログラマ→エンジニア→チームリーダー)に沿ってまとめているので、どこでこの知識が必要になるのかを具体的にイメージしながら仕事の要点をつかみ、学んでいくことができます。
 全体に平易に、先輩が現場の流れを教えてくれるようなかたちで記述しているので、教科書的な記述が苦手な方にもお勧めできる一冊です。

目次

はじめに
本書の特徴
本書で使用している用語について
目次

1章 組込み開発現場に入る前に(最初の疑問)
01 組込みエンジニアって何をするのですか?
02 組込みソフトウェアって何ですか?
03 「組込みソフトウェア」の特徴って何ですか?
04 教科書と開発現場のプログラム,二つの違いは何ですか?
05 MCU(MPU)って何ですか?
06 どうやってMCUを使うのですか?
07 リアルタイムOSって何ですか?
08 タスクって何ですか? ~リアルタイムOSの動作原理~
09 タスクと関数の違いって何ですか?

2章 プログラミングとテスト(プログラマの視点)
10 プログラムはどのように書くのですか?
11 コーディングルールって何ですか?
12 タスクの状態遷移図って何ですか?
13 タスクの優先度って何ですか?
14 システムコール(サービスコール)って何ですか?
15 セマフォって何ですか?
16 セマフォってどうやって使うのですか?
17 タスクとセマフォと状態遷移図の関係ってどうなっているのですか?
18 計数セマフォってどのようなときに使うのですか?
19 割込みって何ですか?
20 リアルタイムOSプログラミングで気をつけることって何ですか?
21 コンパイルって何ですか?
22 レビューって何ですか?
23 テストは,いつ,どのくらい実施するのですか?
24 テストを実施するには,何を準備すればよいですか?
25 テストとデバッグの違いは何ですか?
26 ICE(アイス)って何ですか?
27 テストケースは,どうやって作るのですか?

3章 内部設計とプログラム設計(エンジニアの視点)
28 外部設計って何をするのですか?
29 ソフトウェア要求分析って何をするのですか?
30 (内部設計その1)内部設計って何をするのですか?
31 (内部設計その2)階層構造って何ですか?
32 (内部設計その3)モジュール結合度って何ですか?
33 (内部設計その4)モジュール強度(凝集度)って何ですか?
34 (内部設計その5)タスクの優先度はどう設計すればよいですか?
35 (内部設計その6)タスク間通信はどうやって実現するのですか?
36 プログラム設計では何をするのですか?
37 I/Oポートへのアクセスってどのように書くのですか?

4章 チームのリーディング(チームリーダーの視点)
38 チームリーダーの仕事って何ですか?
39 チームリーダーになるにはどうすればよいのですか?
40 チーム作業ってどうやってリードするのですか?
41 メンバ間で情報を共有するためには,どうすればよいですか?
42 次の開発に向けて何をすればよいですか?

付録 補足資料
本文頁数
あとがき & 参考文献
索引
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりけい

3
情報の量と内容がちょうどいい感じに思えました。ソフト開発する上での共通の部分と、組み込みならではの部分とで設計からテスト、チームリーダーの視点までありますので教える人、これからやる人におすすめです。

Tomoyuki Kumaoka

1
組込み開発に携わってから、1年以上経っているが、現場によって開発環境が違うことが多く、一度基本に立ち返り、知識を整理する意味で読んだ。 C言語の知識は前提かと。どう実装したらよいか、考えながら読むことができるので、知識があればより深く読める。 プログラムを書くという視点だけでなく、設計についても書かれている。2016/07/31

チェルノ

0
正にタイトル通り、組込みソフトウェア開発の現場がわかる本でした。 少し現場を経験した状態で読んだため、すんなり理解できました。 ぽつぽつと欠けていた部分の知識 (セマフォ、リアルタイムOSなど)を補完することができ これまでの経験を本書で一本につなげることができたように感じます。 組込みソフトウェア開発の新人(またはなる人)は読むべき本だと思います。 http://cherno-su.hatenablog.com/entry/2015/09/12/1007492015/09/27

Kimi

0
設計する時に安全(異常系)を意識するのは失念してた。リーダは知識としてわかっててもやるのは難しいんよな。 あと、組込み特有の技術(RTOS、メカ、回路)は普通に難しいです。2年目に外部研修を受けてようやくわかったくらいですから。1冊目でもこれは難しいです。2024/01/16

明るいくよくよ人

0
来年から組込みソフトウェアを教えることになり、その参考としてまずは読んでみた。なるほど・・こういうことが疑問になるのかととても参考になった。でも、これで現場がわかるかは、ちょっと疑問・・・2020/02/16

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