内容説明
医師にはなぜ,過労死ラインの倍の残業時間が許されるのか? 連続30時間を超える労働や夜間診療の恒常化はわたしたちに何をもたらす? 万人に共通な睡眠不足による悪影響を科学的にふまえたうえで論じる.問題の解決は医療過誤をなくすだけではない.厚労省で医師の働き方が検討されている今こそ未来のための国民的議論を求む!
目次
はじめに┴第1章 日本の医療は安全か 日本の医師労働の実態と医療事故の危険性┴第2章 睡眠のメカニズムと過重労働の危険性┴第3章 医師の過労死はなぜ起きる 過重労働と歪んだ医療政策┴第4章 豊かな社会を目指して┴おわりに バカンスの取れる国、日本へ┴参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
huyukawa
1
よく対人の仕事の向き、不向きが語られるけれども、働くひとをひととして扱っていないことの方が多いことが気になっていた。現場の疲弊感はひどいものがある。本書は、現状はもはや個人の頑張りではカバーができないものであり、すでに危険な状況にあることを示している。もともと病院にはあまり行かない方であるが、さらに足が遠のきそうである。2019/04/24
まつ×まつ
0
全ての勤務医が読むべき本である!!! 医師不足は確かに絶対的な医師不足と医師の偏在化である 連続勤務はパフォーマンスを下げ、医療事故につながり、ひいては患者への不利益となる。 「当直」は、「宿直」とされていて、労働基準法ては労働時間にカウントされない…マジかいな 知らんかった オンコールも自己研鑽も労働であると僕は思う 一昔前とは医療の質が違う 医師は聖職である前に労働者であり人間である 働いて当たり前っという時代ではない 2021/03/14
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