内容説明
「今の憲法はアメリカに押しつけられたのだから,変えたほうがいいのでは?」「国が自衛権を行使するのは当然.それを否定する9条は変えるべきでは?」「時代の変化に合わせて憲法を変えてもいいんじゃない?」――憲法をめぐる様々な疑問に答え,日本国憲法の本質を分かりやすく解説します.憲法を変えようとする動きが強まるなかで,必携の一冊!
目次
はじめに┴Q1 憲法の役割・日本国憲法の三大原則 憲法は、何のためにあるのですか?┴コラム1 大日本帝国憲法の制定過程┴Q2 制定過程 独立国家として、占領下でアメリカに押しつけられた屈辱的な憲法は改正して当然ではないでしょうか?┴コラム2 憲法と民法の関係┴コラム3 象徴天皇制と国家元首┴Q3 基本的人権 憲法には、国民の権利ばかりでなく、義務も定めてはいけませんか?┴コラム4 憲法と国民の「義務」┴Q4 公の秩序・公益 自分の人権ばかり主張するのは、わがままではないですか?┴Q5 新しい人権 憲法で環
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シンドバッド
3
多くの人に読んでいただきたい。 どの国の憲法も立憲主義であり、改憲草案の逆行をわかり易く説明している。2016/11/13
がんぞ
2
「衆議院と参議院が同じ仕組みで選出されるのは好ましくありません」同意/「言論の自由は何よりも優先されるべきものと思われます」日本では反天皇制のデモをする自由があるが、軍事帝国アメリカで「アメリカ軍は人殺し」デモできるかな?/「自由人権協会」というのは、占領下昭和25年に結成された御用団体。米軍は好色強姦魔ながら本国での風評を恐れて澤田美喜のサンダーズホームに圧力を加えた。米軍由来混血児は20万と推定されている(一人も引き取りに来た男は居ない)。白・黒人のレイプの自由、黄色人を銃殺する人権のため武装解除憲法2019/05/30
Nさん
2
憲法の在り方はあくまで「国を縛るもの」。日本国憲法は現代リベラリズムの象徴だなと。国が国民に個別具体的な公共の善・価値観を義務的に押し付けてはならない。読んでいるだけで素晴らしいこの憲法だが、平和主義に関しては現実に対応し辛い印象がある。なぜ改憲?そこを語って欲しいが、本書は残念ながら、背景にあるアクチャルな議論が浅い。結局どのトピックを読んでも、憲法を変えないことが唯一の平和!ではなぁ。ただドイツが何度も改憲しているのは細かく設定された連邦制(中央各州)の役割分担の変更を何度もやっただけだそうだ。2018/06/06
乱読家 護る会支持!
2
自民党の改憲案の基本的な考えについて14の質問について反論しています。青山繁晴さんなら、こことここに噛みつくなあと思う箇所は幾つかありましたが、概ねまっとうな考えと思います。物事を考える時は、複数視点で見ることがとても大事と思いますので、改憲賛成派の方は、是非是非お読みください。あ、わたしは改憲賛成派ですが^_^2014/06/19
yhasu
1
自民党は2012年に「日本国憲法改正草案」を発表したのはまだ記憶に新しい。それに伴い、2013年ほど多くの市民が日本国憲法を読みその意味を考えた年はなかったのではないか。本書は憲法を考える上でかなり基本的な内容となっている。例えば、表現の自由がなぜ重要なのか、なぜWWⅡ後に制限されなくなったのか、また日本の憲法がアメリカなどの他国と比べて未だ嘗て改正されないのはなぜか、といったことが曖昧な方におすすめの一冊。薄い本なので小一時間で読めます。2015/04/25
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