講談社文庫<br> 姉貴の尻尾 向田邦子の想い出

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講談社文庫
姉貴の尻尾 向田邦子の想い出

  • 著者名:向田保雄【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2021/04発売)
  • お盆休みの読書に!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/17)
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  • ISBN:9784061853546

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内容説明

姉に似た達意の筆で弟が描く作家の素顔。好奇心が強くお転婆で、おだてに弱くせっかちで、やさしい人。生き生きと甦えるなつかしい面影――好奇心旺盛でお転婆で、おだてに弱くせっかちで、人には見せない地道な努力家、家族思いのやさしい長姉……。実弟が遠慮なく、あたたかく語る、素顔の向田邦子像。いきいきと甦(よみがえ)る、早世した稀有な作家の、なつかしい面影。姉に似た達意の文章で、もの書きという愉快な変てこ人間を描く、しみじみ楽しい好著。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ココユキ

5
実弟「ヤッソさん」による「姉の思い出つれづれ」。普通の姉弟よりも行き来が多かったようで大人になってからの思い出も披露されている。「努力家で、ええかっこしいの向田邦子」という一面、やはり外と身内に対しては見せる顔は違ったようだけどやっぱり向田邦子はチャーミングな人だったんだなと思う。台湾へ遺体確認に行った数日の事も掲載されていて、生々しい傷みに胸が詰まる。「我慢も供養のうち」など、今の日本で誰も教えてくれなさそうな一言が挟まれていて有難い一冊でもある。2012/02/01

3
肉親しか知らない顔と 肉親だけが知らない顔。愛があるから語られる。したたかでたくましくてお茶目な人。憧れ2022/02/24

千頼

3
知りたくなかったような裏話から、ふふっと微笑ましくなるような裏話まで。言ってしまえば有名作家の弟である素人さんの文章なんだけど、台湾のくだりは生々しさを感じた。邦子さんは経済的にも精神的にも弟妹を背負っていたのかなぁ…。それを負担に感じるのではなく、ネタとして楽しめていたであろう邦子さんの大きさを感じる。そして、両親より少し年上の気のいいオバサンだったはずが、よくよく見ると祖母と1つ違いでしかなかったのか。[図書館本]2021/02/14

あなた

3
弟からの向田像を読んで、向田邦子って語る部分をみずから取捨選択していたんだなあ、そうしてそれが彼女の手腕でもあったんだなあという意味においてう興味深かった。2009/07/06

osakanazuki44

2
著者は、向田邦子の実弟。姉のエッセイに何度か登場する人物。弟から見た姉や父親の人物像。事故の際の弟さんや家族の対応。向田邦子について知りたい事柄が書かれている。台湾との関係も知れた。2023/10/21

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